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吾輩は虎である

吾輩は虎である。名前はもうない。

途中で気が狂って、走り出した、あのころ。人の本質は、そう変わらない。
いや、変えられない。

…青い鳥がまだいた頃、そこに出没していた。今は、去ってしまった青い鳥を追いかけ、その場を後にしている。

しかし、追っているつもりがすっかり日常に追われている。どこまでいってもこれかと辟易するが、それが運命なのかもしれない。
ただ、ただただ生きるのは嫌だ。世間はそれを容易に許してくれないという意味で残酷でも、それでも、…

中二みたいなことを言うが、生き様を悔いるなんてごめんだ。そうならないように、道しるべとして、また、似たようなことをしている。

もう、森、田も、空気が通り抜けるように澄む場所も、いないのに。
でも、今は、うさぎちゃんは笑ってくれるの。
くたびれたぬいぐるみをつぶし、ニキビの数を数えてみる。のどにある閊えは消えなくても、笑ってくれるひとり。

これは恐らく黒歴史というものなのだろう。いつかそう思って消すのかもしれない。まあ実際特定とかされたら消すが。
ひとまずは読書録みたいなことに使うか。青い鳥がいた頃にしていたようなことも再開するか。ただ、思想とかあまり出さないように善処する。合わない人も、絶対いるから。

虎になって時間が経ったからにはもう誰も分からないくらい、変貌していても良いよね。全力でいいこちゃんを遂行するのもそろそろごめんだ。

そうだ、最後に、懐かしの絵を。私は、単なる虎を想定しているわけではないと思って描いた、これを。

以上自己紹介?と黒歴史量産完了だ。以後お見しりおきを。

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