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外内案件をされている事務所さん、リスク管理がしっかりできていますか?

外内案件をされている事務所さん、リスク管理がしっかりできていますか?

御事務所のお客様が夜逃げする可能性があります。

そうなりますと、
コロナ禍で、海外出張も行けないし、
相手を追い付くこともできないので、酷い場合、建て替えた庁費用も回収できません。

貴方のお客様の経営状況を常に把握しておいた方がいいです。
できれば前金にしたほうがいいです。

1つの事例を紹介しましょう。

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これは、我々が経験した実存する話です!

日本のC特許事務所から我々に電話が掛かって来ました。

その事務所では、
いままで海外のB特許事務所から仕事をもらっていて、
最近その海外のB特許事務所と連絡付かず、
既に出願完了の案件についても資金回収ができてない状態でした。

そこで、
我々は、いままで付き合いのある海外のD特許事務所から、中途移管の仕事をもらいまして、代理人を我々に変更しました。

その後、
お客様(海外のB特許事務所)に連絡付かなくて困っていたC特許事務所が、特許庁で調べてみたら、我々が代理人になっていたので、こちらに連絡来た訳です。

最初、
C特許事務所の方は、我々が彼らのお客様(海外のB特許事務所)から仕事を奪ったと誤解されたようで、怒り出していました。

お互いに情報照らし合わせしてみたところ、
我々は海外のD特許事務所からもらっていて、彼らのお客様である海外のB特許事務所とは付き合いないことが分かりました。

実は、海外のB特許事務所は、今年に入って倒産した事務所で、その国の知財関係者はみんな知っていました。

このケースでは、B特許事務所が倒産したので、出願人は他の特許事務所に案件を移して、その事務所が日本の付き合い先を変えた訳です。

このように、
外内案件の場合、末端の出願人と日本側の特許事務所の間には、中間業者である海外の特許事務所さんも挟んでいる場合が多いです。

コロナ禍で、海外でも潰れる業者が多いので、その中間業者が出願人からは既にお金をもらった状態で夜逃げしたら、日本側の特許事務所としては、変更された日本側の代理人とかに連絡できたとしても、そのルートで出願人まで辿り着いたとしても、資金回収は難しくなります。

なので、こんな事起こらないように、みんな気を付けましょう!

頑張ってコロナ危機を乗り越えましょう!

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