見出し画像

Tiger(李永虎)のプロフィール

始めまして!私は中国人で、漢字の名前は「李 永虎」です。
中国人や韓国人の中には李(リ、イ)さんと呼ばれる方が多いので、私の場合、周りにはトラさん、Tigerにしてください、と伝えています。因みに、私は「男はつらいよ」の寅さんキャラクタが大好きです。
私は、2007年6月に転職して来日し、2014年7月に虎威(トライ)国際知財サービス㈱、2015年2月にLTASS(ロタス)㈱を設立し、こちらの2社を経営しつつ、日本の弁理士事務所であるTRY国際特許業務法人に中国弁理士として所属されています。
やっている業務としては、主に、企業知財全般に関するソリューション提案や総合知財管理システム構築に関するアドバイスなどがあります。

画像1

こちら三社の関係性は上記の通りになります。
以下、私の自己紹介を詳細にします。

学生時代

生まれたのは、中国吉林省の図們市です。

画像2

図們市って何処かと言うと、中国・北朝鮮・ロシアが交差しているところです。お爺さんが幼い時に朝鮮半島から中国に移住したそうです。家では朝鮮語(韓国語の方言レベル)、外では中国語を喋る環境で育ちました。

個人的な夢を言うと、北朝鮮が開放され、ロシアも極東地域の経済発展に力を入れ、日本・北朝鮮・中国・ロシアが仲良く取り掛かればいいな~といつも思っています。そうなったら、新潟から船でウラジオストクか北朝鮮の港に着いて、そこから電車や車で故郷に帰れるようになればいいな~といつも思っています。生きている間、そのような時代が来ることを祈っています。

画像3

母に聞いたら、赤ちゃんの時、私はペンが大好きだったそうです。学生時代も特に勉強は難しくなく、両親とかに勉強のことで怒られた記憶はありません。私は、図們市で高校まで通いました。
その後、中国の瀋陽市にある東北大学で、機械工学を学びました。日本の仙台にある東北大学と同じ雰囲気で、理系を得意としている大学でした。中国では大学卒業後いきなり就職しましたが、2007年来日してから3年後の2010年に、日本語が上達して来たので、会社勤務と並行して東京理科大の社会人大学院を通いました。専門はMIP(知的財産関連)でした。また、学位を取ったレベルまでではありませんが、2014年から1年間掛けてIIP知財塾も通いました。

画像13

大学時代(2000年頃)

画像5

理科大卒業パーティー(2012年)

大学卒業してから日本に来るまで

2003年、大学卒業して、中国深センにあるFoxconnと言う台湾系中国企業の知財部に入りました。当時、Foxconnはモトローラやノキアの携帯電話をOEM生産していて、私は、携帯電話関連事業部の知財業務を担当する部署に配属され、特許調査、特許明細書作成などの基礎業務を行いました。当時、Foxconnの知財部は400人を超える人員を抱え、中国で最大規模の知財部でした。私が入社した2003年だけでも、新卒80人ぐらいが知財部に入りました。この会社出身者達が現在中国の知財業界で活躍されており、未だにお互いに情報交換しています。この会社経由で知財業界に入ったことは大変良かったと思っています。
その後、Foxconn知財部時代の先輩に誘われ、広州にある特許法律事務所に転職して、日系企業からの中国特許出願業務、韓国企業の中国知財訴訟業務などを手伝いました。

画像13

中国の特許法律事務所勤務時代(2006年)

日本に来てから起業するまで

このように、4年間ぐらい中国国内で知財関連業務に従事している中、2007年に日本の特許調査会社に誘われ、転職して来日しました。その後、2014年7月に起業するまで、7年間ぐらい日本の特許調査会社と特許事務所での勤務時代に、特許調査、特許出願、特許訴訟支援などの業務に従事しました。
この間、特に誇りに感じているのは、リーマンショック後に立ち上げられた新しい特許事務所に初期メンバーとして入り、本当にゼロに近いところから軌道に乗せるところまでを経験したことです。リーマンショック後、日系企業の知財権利化コスト(特に外国特許出願コスト)を削減させようとしたニーズに合ったビジネスを展開した結果、本当に忙しくて充実した日々を過ごしました。その時のFacebookを見ても、本当にバリバリ仕事たな~を思っています。このようなところで、事務・経理・実務の全てを経験できたからこそ、後日起業もしやすくなったと思います。このような学べるチャンスが得られた前職に感謝します。

画像7

モニター3台使って仕事(2011年)

起業してから現在に至るまで

2014年7月1日、上の子が1歳になった時に、赤坂にある15平米大きさのレンタルオフィス一室で、一人で開業しました。

画像8

開業の前日、娘とオフィス前で(2014年6月30日)

画像17

最初のオフィス(2014年7月;2名)

画像16

2回目のオフィス(2015年3月;6名)

画像15

3回目のオフィス(2015年8月;9名)

画像18

4回目のオフィス(2018年4月;16名)

画像14

今現在の様子(2020年12月;26名)

あっという間に、開業から6年間経ちました。社員も私1人から30人弱まで増えてきました。
2021年に入っても、1月に中国弁護士1名(20代)、4月に日本弁護士1名(40代)、7月に中国弁護士1名(30代)、8月に日本弁理士1名(60代)が入られ、現在のオフィスもいっぱいいっぱいになっています。

画像19

画像21

2021年に入所した有資格者

このように、弁理士+弁護士のチーム構成により、
我々は、特許事務所としての典型的な業務である内内、外内、内外知財権利化業務以外に、係争系の業務もて掛けるようになりました。

例えば、中国模倣品対策の場合、今までなかった料金対策とビジネスモデルで、中国各地の弁護士さん達を集め、模倣品販売業者に対し、民事訴訟を過去500件以上提起しました。これは、最強に効果的な対策だと自負しています。

画像12

模倣品販売業者の証拠集め(2018年)

また、知財管理システムの場合、ECOIPと言うシステムをゼロから作り上げ、現在は、非常に知能的な、高度に自動化されたシステムになっています。そのお陰様で、特許事務所の中では、事務や経理などの補助人員の割合を劇的に下げています。

画像13

特許情報フェア出展(2019年)

また、日本特許製品の中国市場開拓にも積極的に取り掛かり、この分野も、将来的にはいい成果が出ると期待しています。

画像9

日本特許製品の中国市場開拓(2017年)

また、INTA、APAAなど知財業界の国際的な集まりにも積極的に参加しています。

画像10

INTA2018@米国シアトル

画像11

APAA2019@台湾台北

このように、知財を中心に、システム開発、越境市場開拓などの業務に興味持って積極的に取り掛かっています。

何処かで、あなたにお目にかかることを楽しみにしています!

よろしければサポートお願いします!いただいたサポートは価値のある情報収集に使わせていただきます。