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歴史とストーリーで学ぶイーサリアムに参加して

d14bさんが主催するイーサリアムの勉強会に参加させていただきました。今回は初学者向けということでブロックチェーンやイーサリアムの基礎的な部分について勉強しました。

イーサリアムとは時価総額2位の暗号資産で1位のビットコインにはないスマートコントラクトという機能が大きな特徴となっています。
スマートコントラクトとはプログラムによって自動的に契約が履行される仕組みでブロックチェーンと組み合わせて活用することで契約内容の改ざんを防止し、取引の透明性を証明することができます。

ブロックチェーンの思想と仕組み

ブロックチェーンは分散型の情報管理システムで非中央集権といった思想のもと成り立っています。これによって情報の非対称性がなくなります。

歴史とストーリーで学ぶイーサリアム

物々交換からビットコインまで

これまでお金というものは形を変え進化してきました。

物々交換:お互いのニーズを満たせない。尺度が統一されない
金銀銅貨:尺度が整ったが遠くに運ぶのには適しておらず流通量に対して足りない。
兌換紙幣:金の交換券のこと。かさばらないが国に保存してある金が足りなくなる。
不換紙幣:金の交換性をやめた。国の信用でお金を発行。しかし国の信用は見えづらいし価値の担保はされていない。

主に通貨はこのような機能があるもので成り立っています。
交換手段:サイズが小さすぎず大きすぎないもの
価値尺度:数えられるもの
価値保存:保存できるもの、形が変わらないもの

では暗号資産はこれらの機能は持ち合わせているのでしょうか?

オンラインですべて完結するので物理要素がなく交換手段として優秀。価値尺度は総発行量は2100万枚までなのでインフレが起こることがない。価値保存に対してはすべての管理者がいなくなるまで永遠に動き続ける。

よって暗号資産は通貨としての機能を持ち合わせており歴史から見ても暗号資産への流れは何らおかしい点はありません。

ビットコインとイーサリアムの違い

ビットコイン
決済や価値の保存媒体として一番初めにできた暗号資産

イーサリアム
時価総額2位の暗号資産で
・既存の仕組みに入り込む
・ブロックチェーンのプラットフォーム
・ETHを活用し新たなサービスやトークンを発行できる
・誰でもコードを少し書けば独自トークンが作れる
といった特徴をもっています。

The DAO事件

自律分散の投資ファンドプロジェクト(イーサリアムをどこかの大きな貯金箱に入れておいて投資するかを多数決で決める)において360万ETHが集まったがハッカーがプログラムに則り資金を奪う事件。時間の巻き戻しにより強引に解決された。

しかし巻き戻しによってハッキングがなかったことが正とするイーサリアムとETHが盗まれたままの状態を正しいとしてそのまま運営したイーサリアムクラシックが誕生した。

イーサリアムのこれから

これまではPoWという仕組みを使用している。しかしこれは莫大な計算量で電力がたくさん必要というデメリットが存在している。なのでこれからはPoSという仕組みを使用していく流れになっている。PoWほど電力が不必要でPoWのデメリットが解消される。

PoW...取引検証作業をするとその報酬として新しいコインをもらえるという仕組み
PoS...仮想通貨の保有量に対して新規発行の仮想通貨がもらえる仕組み。多くのコインを保有すればその分金利が高くなるといったイメージ。

まとめ

これまでイーサリアムについて単語としては知っていましたが特徴やビットコインとの違いなどあまり知らなかったので勉強することができ良かったです。またイーサリアムクラシックとイーサリアムについてCoincheckで見かけたとき何が違うんだろうと思っていたので歴史的経緯を聞くことができとても楽しかったです。

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