【書評】Harvard Business Review これからの人事

2021年1号のHarvard Business Reviewの特集が「これからの人事」でだったので、一企業の人事担当者としては読まずにはいられず、ひさびさに購入しました。中でも三菱ケミカルの中田るみ子さんの記事が印象深かったので気づいた点を備忘録として残します。

「人事は変革の伴走者であり、支援者である」
インタビュー:三菱ケミカル常務執行役員 中田るみ子さん

【要点】
・三菱ケミカルではジョブ型人事制度の導入やDX推進などを人事制度改革を進めているが、ピープルアナリティクスの手法を用いて客観的な事実データを分析し、解決策を導いている
・ピープルアナリティクスはフェーズを5段階に分けて着手中。現在はフェーズ3のデータ分析まで来ており、あと1年でフェーズ5のデータドリブンな人事に到達する
・目下の課題は、社内にデータを扱える人材が少ないこと
・海外企業と日本企業の進め方の違いとして、日本企業に多い、準備万端にしてから始める「完璧主義」なやり方では周回遅れになり、永遠にキャッチアップできなくなるかもしれない
・大事なのは「トライアンドラーン」の姿勢

【気づき】
・私が所属している会社も昨年、人事情報を一元管理できるシステムを導入し、人事情報をストレスなく閲覧できるようになったが、ピープルアナリティクスのように人事データを元に意思決定を行う余地はまだまだあると感じる
・自分自身も含め、社内にデータ分析や活用ができる人材をもっと増やしたい
・トライアンドエラーではなく、トライアンドラーンのほうが意味としても使いやすい。試行→分析・学び→修正→再試行のサイクルを回していく

【今後のアクション】
・今回の中田るみ子さんの記事を読んでデータ分析の重要性が今後ますます重要になってくると感じたので、データ分析や活用ができるスキルを身につけたい
・トライアンドラーンを意識して行動してみる。試行の後にどんな学びがあったのかを意識して確認してみる

最後に、Harvard Business Reviewは酒を飲みながら読むものではないことが分かった(内容が頭に入ってこない・・・)

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