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相続土地国庫帰属法について思うこと

先日、トリニティラボさんのセミナーを受けてきました。
セミナー内容については、所有者不明土地等の管理制度等についての内容でした。
その中で、相続土地国庫帰属法についてのお話しもありました。
個人的な意見になりますが、相談土地国庫帰属法で国庫帰属できる人は、ほとんどいないのじゃないのかなって思います。
何故かって?
●建物は解体しなければならない。
●境界は確定していなければならない。
●維持管理がかかる土地はダメ。がけ地なんかもダメ。
極端な話し、結局、国も売れない土地は引き取れないってことかなという風に思っています。
先日、司法書士や土地家屋調査士の先生ともこの話しになりましたが、相談だけ増えただけで大変だって言ってました。

【相続国庫帰属法】国庫帰属するための3つの条件
〈ヒト〉
●相続で取得した相続人(売買はNG)
●共有の場合は全員で申請が必要(私道はNG)
〈モノ〉
●管理が大変な土地はNG
●処分が大変な土地はNG
〈カネ〉
●審査手数料1筆あたり14,000円
●管理費用の負担金(20万円~)
・負担金については、法務省のHPで確認できますので検索してみてください。
・相続土地国庫帰属法の詳しい内容はについては、法務局のHPで確認してみてください。

困っているから手放したいのに、国も引き取ってくれないならどうすればいいんだって話しですよね。
しかも、放置したら固定資産を上げるっていう話しも出ているみたいだし。

最近では、不動産(負動産)を有償で引取りをするサービスを始められている業者さんもいらっしゃるようです。
費用の高い安いは、個人の判断になりますが、処分(手離れ)を優先に考えるならば、こういったサービスを利用されてもいいのではないかと思います。
ただ、詐欺もあると思いますので気をつけてください。
先にお金を支払わせるような場合は、詐欺の可能性が高いと思いますのでその業者さんは止めた方が良いです。
国がダメな場合は、民間で引取りサービスを行っている業者さんがいますので、選択肢の一つをしてお考えになってみてはいかがでしょうか。

引き取った業者さんも、その不動産をどう活かすのかも気になります。
どうするんだろ・・・
ではまた。


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