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Doodle Memo「一汁一菜で良いという提案」(土井善晴)

今日の料理で「塩むすび」(リンク先はTwitter)をやったり、とお料理はシンプルなんですよ(そして重要)とおっしゃる土井善晴さん。
新刊がとても良いとtwitterでも見かけて読んでいました。

お料理本(レシピ)かと思っていましたが、和食についてのシステム・美学・思想について書かれており、日頃料理する人にもしない人も読むといいんじゃないかなと。

日本には四季があり、その時おいしいものをできるだけ近場で購入して取り入れましょう(輸送コストはかかってないし、農薬もさほど使用してない)
ご近所農園からの頂き物のほうれん草、キャベツ、白菜が甘みを増して今の時期おいしいです。春になるのも楽しみですね。
お椀の中に季節を感じるのも楽しみの一つかと。

ハレの日とケの日をけじめをつけて取り扱う。
ハレは神様用の献立、時短などの手抜きはNO!
ケの日は日常、この二つの価値観を分けて日本人は感性を磨いてきたと。
最近は、ハレの料理を日常に取りいれようとするあまり料理が大変!と言ってるのでは?と。

ハレの日とケの日、どちらでも五感を使うことは、自分の持つ基準を確かめること、ブラッシュアップにもつながる。
これを気にすることで、背景にある情報を読み取り、楽しんだり、判断したりと。コンビニなどに並んでいるものからそれは読み取れますか?と

お膳は、結界。
基本のセットは、御飯(御をつけるのにも意味あり!)とお汁。
お汁を具沢山にすれば、この基本セットで十分と。
これに、漬物を足したり、小鉢を足したり。
たまにお魚をつけると、サプライズ。(毎日、毎回つけなくてもOK)
御飯を炊き込みにしたり、パンでも問題ないし、と。
その分、器をこだわることで、楽しみが広がるとのこと。
お菜を他にも作らないと、、、などのプレッシャーがある方には朗報ですよね。

この「一汁一菜」には、日本独特の美意識が詰まってると思います。
足すことではなくて、引くことでのシンプルなライフスタイルが送れ、ついでに健康にもつながるのではないかと思いました。

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