やっぱおれ料理うまいわ

 森山光司著「メキシコ料理大全」を図書館で借りてちょいちょいレシピを参考にしているが、とんでもなく素晴らしいレシピ本である。レシピ本というかメキシコの料理史というか、メキシコ料理の概念を獲得することができる。とにかくすごいのが第一章のサルサの章でこれだけで10種類くらいあって覚えきれない。具材を最初にオーブンで焼くなんて考えられなかった。

 レシピ本を読むという行為ではそのまま作るのが重要なのではなく、概念の獲得が重要と思う。だからこそソースの習得が出来さえすれば、どんな料理も作れる気がする。概念としては科学と同じだ。変数を増やしまくれば、解像度を上げまくれば、選ぶ素材、選ぶ調理法によって結果が変わる。選択肢を増やすという点においてレシピ本は良い。

 8月の間、精進料理をとにかく練習しまくった。その結果、出汁、みりん、三杯酢、甘酢の使いかたをある程度学んだ。これにメキシコ料理をアレンジして、和食になんか使えないかなーと考えている。この一週間マリネばっか作ってる。酢の物最強や。


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