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RME Fireface UFX+を借りて、現場で使ってみました。

先日都内でのライブイベント現場用に「Fireface UFX+」をシンタックスジャパン様にお借りしました。
元々2mixでの音出し予定だったため当方所有の「MADIface XT」を最終アウトにするつもりだったのですが、直前になってクリックの回線が別に必要になったため、結果的に借りておいて助かりました。

システムとしましては、メイン機(MacBook Pro / DP9 / MADIface Pro)サブ機(MacBook Pro / DP9 / MADIface USB)を、ミキサー機(MacBook Air / TotalMix FX / Fireface UFX+)にMADIで相互接続し、Fireface UFX+のアナログアウトを3回線PAチームに渡し、モニターミックスを2回線頂くという内容です。

Fireface UFX+ではADATだけでなくMADIを扱えるようになり、OpticalとCoaxial両方の端子が搭載されています。

MADIで扱えるのは64chということで、OpticalかCoaxialのどちらかを選択して使うと思っていたのですが、シンタックスジャパン様に問い合わせると32chずつ使用するスプリットモードがあることがわかり、当方が想定していたシステムが構築可能になりました。

Totalmix FXでの操作はいつも使用しているMADIfaceシリーズと全く同じで、何の迷いもなく簡単にルーティングが出来ました。Snapshotを使ってメイン機とサブ機の切り替え、自分用のモニターミックスを作っています。

いつもと違うのはDURec機能が付いているということです。USBメモリを本体に接続し、本番中にPAチームからもらっているモニターミックス、メイン機の計5回線を録音しましたが安定した動作をしていて全く問題なく使用出来ました。設定もTotalmix FX上で出来るため、非常にシンプルで使い勝手の良い機能です。

Fireface UFX+にはMADIだけでなくADATも搭載されているため、Ferrofish Pulse16MX等を別に用意すればFireface UFX+のアナログアウトと合わせて24ch IN/OUTのシステムを組むことも可能になるかなと思いました。

拡張性がとても高く、信頼性・音質面共に安定したRMEのクオリティで素晴らしい製品です!

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