SUF Ep.01 “Little Home School(学校)”

Steven
んまっ

お帰りなさい♪

Cherry Quartz
はっ

Steven
やあ

Cherry
ここはどこだ
貴様は誰だ

Steven
込み入った質問だったけど

今なら自信を持って答えられる
僕はスティーブン・ユニバース!

ちなみにここはバスルーム

Cherry
私に何が…

これはなんだ!

Steven

ダイアモンドの攻撃で
壊れたのを治したんだ

あとそれはラバーカップ

今までのこと色々と説明するよ

Cherry

今まで?

Steven

パンフレットがあるんだ

英語とジェム語対応

スペイン語は制作中

頭気をつけて


日常は少し変わった

ダイアモンド達は恐怖支配をやめて
宇宙戦争が終わった

地球は晴れて独立したんだ

みんな思い思いに夢を叶えてる

ラースは自分のお菓子屋を開店
かわいい宇宙モチーフでいっぱいなんだ

セイディは新アルバム宣伝の
バンドツアー中

コニーは大学受験の準備に入った

出願まで2年もあるけど

早いに越したことはないって

学校といえば

ガーネットアメジストパールと僕は
僕らの夢を進行中!

Cherry

誰の話をしてるのかさっぱりだぞ

Steven
心配ないよ 
これから全部学ぶんだ
この 
リトルホームスクールで!

ここでは自分探しや

地球での生活が学べるんだ

新しい自己を築いたり
発想を育てたり

内なるモープを発見したりね

Cherry
待て モープとはなんだ

Steven

その質問が聞きたかった!

Garnet
自分の核を見つけるんだ


忘れるな


体は光の投影に過ぎないが

魂と鏡写しでもある

Steven
ガーネットは…いろんなことを教えてる

Pearl

もしもし パールよ

Holo

モシモシ ホロパールダ

Pearl

あら こんにちは ホロパール

どうしたの 電話なんて?

Holo
ゲンキカトオモッテカケタダケダ

Pearl
これが人間の短距離通信デバイス
「電話」の
使い方の一例よ

Steven

パールは地球の技術を教えてくれる

Cherry

あれは誰のパールだ

Steven

ここではそういうんじゃないんだ

誰も誰のものでもない

地球では自分がやりたいことを

自由に決めていいのさ



Cherry
ほんとに?どうやって

Amethyst
よお
アタイはアメジスト教授だ

好きなとこ座んな

今日教えるのは
「やりたいことを決める方法について 101」

今日の授業は なし!

ただやりたいと思ったことを
一時間やるだけだ

なあスティーブン メシ行かね?

Steven
うん

Amethyst


この学校っていうのは最高だな
先生って楽しいや

誰にも尊敬なんてされてこなかったしさ

小便小僧のスティーブン以外には

でもまじでさ すげーいい感じ
みんな地球での住み方を
学びに来るんだぜ


Steven

あー みんな じゃないね

Amethyst

あいつは忘れろって

Steven

でも心配でさ

ジェム達を治して街も学校も作ったのは

ダイアモンドがやってきたことを

埋め合わせしたいからだ

でもまだ傷ついてるジェムが居る

ダイアモンドやママのせいでね

確かに僕の責任じゃないけど…

もし状況を良くできるなら


やってみるべきじゃないかな

Amethyst
お前は誰も彼もなんとかしようって

思うのやめたほうがいいと思うぞ

Steven
うん そだね


???
止まれ

Jasper

今度は何の用だ

Steven
ジャスパー…

話したいだけだ

それでその…調子どう?

前に会ってからしばらく経つから

わあ かわいい…

なんて事するんだ!

Jasper

私の領域を侵犯する地球人は全て滅ぼす

つまらん緑色の地球人共を
むしり取るのも
随分と時間がかかった

Steven

草のこと?

Jasper

名前など知るか

Steven

あの岩は?

Jasper
訓練用だ

Steven
てっきり芸術に目覚めたのかと思った

全体の調和がキマってるし

わかった

なんのための訓練な訳?

もう戦う相手なんていないのに

Jasper

戦う相手ならいる

戦うに値する奴がいないだけだ

Steven

それなら
リトルホームスクールに
来てみたら?


Jasper

断る

Steven

いいじゃん

皆で学びあって成長してるんだ

君もその一員になれる

Jasper

くそだな

Steven

あのジェム達も半分は元戦士だ

怪物化する前は君の味方だったんでしょ

道を失ってまだ混乱してるけど
それでも頑張ってる

Jasper

誰が気にする

Steven

僕さ

僕が助けてなきゃ
君もまだ怪物のままだったんだ

Jasper

貸しとでも言いたいのか



Steven

違うよ!

Jasper
頼みもしないのに勝手に助けて

私がお前に従うとでも?

Steven

違う!そうじゃ…

Jasper

貴様が利用した他のジェムのようにな

Steven

ここに来たのは悪いと思ってるからだよ!

でもこれって全部君の自業自得だよね!


他のジェム達はダイアモンドにダメにされたけど

君は戦いに勝つためだけに
自分でダメになったんだ!


それで僕に 負けた!

誰もここで一人で居ろなんて言ってないのに

終わった戦争の準備をしてる!



生きる目的をくれる誰かを

ここで何世紀も座って待つつもり!?

そのために僕が来てるんだ!

Jasper

良くきけ 弱者よ

お前はピンクダイアモンドの
ジェムを
持っているかもしれんが

お前は
私のダイアモンドではない!

命令も聞かん!

お前のような弱くなんの役にも立たん

能無しの命令はな!

自分が私に指図できるほど
強いというなら

戦って示してみせろ

Steven

わかった!

Jasper

ほんとか?

はっ いいだろう
一撃目はくれてやる

おお…

Steven


はあ やっぱりこれか

ダメダメ!ひなが!


タッチダウン!


Jasper

バタつく地球人の助けなどやめろ 戦え!

Steven


誰かを助けるのはやめない

君のこともね!

Jasper
お前の助けなどいらん!

助けが必要なのはお前だ

私を倒したつもりらしいが

一人で私を倒したことがあるか!

お前はいつも合体をしていた
いつもお仲間がいた!

お前は奴らなしでは
ただの能無しだ!



誰もが助けを求めてると思うか!?

Steven

僕は ただ…

Jasper

お前だけだ

お前ほど哀れな奴もいまい


Steven

なに…?

僕は哀れなんかじゃない!


Jasper
悪くない


ナイスキャッチ

Steven

ピッチングも見てみなよ!

笑うなー!!

ジャスパー?

Jasper
ここまでやるとは思わなかった

Steven

今のってなんなんだろう

ごめんね

Jasper
謝るな

Steven
僕勘違いしてたかも

僕が君に教えられることはなくて
その逆なのかも

教える側に興味はないかな?

Jasper


くだらん学校とやらでか

Steven

違う 僕にだけ

僕も知らない何かを引き出してくれた

Jasper

さっきの戦いが
最初で最後の授業だ

Steven

じゃあ まあ会いに来ていいかな

Jasper
好きにしろ


Steven
自分の根っこを理解するのはとっても大事
辛い時や直感が大切なときに役に立つから

でも自分でも驚くような
新しい自分を見つけるのも
同じくらい大切なんだ

やっと自分が誰かをわかったと思ってた
でもまだまだ学ぶことはあるみたい

人生って素晴らしい謎解きだね

でしょ?

Cherry
ああ…その
クラススケジュールにサインをもらえるか?

Steven
ああ もちろん
今するね


[END]


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