SUF EP.09”Little Graduation(小さな卒業式)”

Steven
やあ ブルーレース
やあ ラース

Lars
よお スティーブン
ケーキ取りに来たのか

Steven
それもだし
元気かなと思ってね

Sadie
あら スティーブン
ハイ ラース

Steven
セイディ!
すごいや

3人がお菓子屋の中で揃うのって
いつぶりだろう!?

Lars
セイディ
ムーンケーキ出来てるぞ

Sadie
ありがと

Lars
ああ
それでシェプとはどうなんだ?

Steven
え?
シェプ?

Sadie
順調よ
あの人すごく素敵なの

もう二ヶ月も付き合ってるなんてね

何だかとっても気楽で

Lars
そりゃ よかったな

よろしく言っといてくれ

Sadie
もちろん
またね

Lars
ああ

Steven
今の何!?

シェプって誰!?

Lars
シェプはセイディの
新しいパートナーだよ

ツアー中に会ったらしくてな

いいことだろ

Steven
そうかな?

Lars
そうだよ

それから俺もここを出る

はみ出し者たちが卒業したら
また宇宙の旅に戻るんだ

Steven
でもお店はどうなるの!?

Lars
ブルーレースに
継いでくれるよう頼んだ

もう準備万端だぜ

お前はどうなんだ?

学校の設営も終わったし
何かやりたいことないのか?

Steven
その 

Lars
卒業ケーキができたみたいだ
また夜に会おうぜ スティーブン

Steven
うん

我々の卒業生が成長し
お互いを助け
それぞれがより良く大きく

新たな世界に歩みを進めることを
誇りに思います

まあ僕はまだここに残るんだけど

それじゃ卒業生一同 房を移して

これを持って 彼らに卒業の祝福を!

やあ セイディ

え?

Sadie
スティーブン
新しい私のパートナー
まだ紹介してなかったよね

Shep
やあ 僕はシェプ

やっと会えたね

Steven
それで…
セイディと付き合って
もう2ヶ月だって?

Shep
そう だね

Steven
無人島で一緒に遭難するまでは
お互いのことはわからないってよく言うよね


Shep
え 言うかな?

Steven
うん

Shep
僕らはケーキを取りに行くよ
7時から出番だし

Sadie
ええ

Steven
待って セイディ
セイディキラーズで歌うんじゃないの?

Sadie
実はシェプと組もうと思ってるの

Steven
そっか 楽しみだよ

Shep
あとでね スティーブン

Steven
僕なら今は行かないよ

Lars
ケーキ 何かマズかったか?

Steven
え? 違うよ

セイディとシェプがいるんだ

Lars
よかった 挨拶してくる


Steven
待って 大丈夫なの?

Lars
ああ “お前“は大丈夫か?

Steven
僕はなんともないよ

Jenny
あら スティーブン

みんな楽しんでるみたいねー

Steven
うん 僕以外はね

何だか
皆新しい道を進んでるみたいだ

Jenny
ええ でも悪いことじゃないわ

サワークリームはエンパイアシティで
DJとしてレギュラー番組もらったし


バックは医療学校に入った

あと20年もすれば
人の命を救ってるかもね

私だってスマホジャケットに
全力疾走だよ

Steven
何それ

Jenny
新しくオンラインビジネス始めたの

私たち というか私一人だけど

スマホとかに合わせたオーダーメイドの
ジャケット作ってるんだ


Steven
小さなポケットまでついてる
小さなスマホも

きっと世界中みんなが欲しがるよ

時間はどうしてるの?

Jenny
これからは暇になるからね
セイディキラーズは解散したし

Steven
え?

Jenny
セイディから聞いてない?

Steven
その…

Sadie
スティーブン
始めてもいいかしら?

Steven
そうだね 待って 紹介入れるから

みんな 今夜は楽しんでる?
セイディキラーズが楽しみできた人?


残念 今夜は一人だけなんだ

Lars
やれやれ

Steven
その バンドの名前は?

Sadie
まだ決めてないの

Steven
僕に頼んでよ
ネーミングセンスはいいんだから

Sadie
シェプと二人で力を合わせました
気に入ってくれると嬉しい

Shep
ショーのあとでぜひ感想を聞かせて


Sadie

♪Looking Forward♪
まだ幼くて 楽しいことが嫌いだった頃
いつも後悔ばかりしていた

ひどい自分の積み重ねを
恐れながら生きてきた

でも今は前を向いている
今は前を向いている


Steven
ラース?

Lars
よお スティーブン

Steven
待ってよ どこ行くの

Lars
帰るんだよ

クルーの卒業を見に来ただけなんだ
こういうパーティは俺の柄じゃないしな

Steven
でも明日地球を発つんでしょ?
次にいつ会えるか

Lars
いつでも会いに来れるだろ
ほら 俺はお前のゲートだからな

Steven
待って まだ行かないで

Lars
楽しかったぜ

Steven
ラース 待って!

Lars
スティーブン…

おい 何してんだお前

Steven
ごめん 自分でもわからなくて

Lars
さっさと戻せよ

Steven
だね だね よし…

Jenny
何か原因に心当たりはないの?

Steven
多分このドームは 誰かが強い感情を
押し殺している反動だと思う

そしてそれは 君だよ ラース!

Lars
何の話してんだ

Steven
ラースがセイディへの気持ちに
向き合うまで僕らはここを出られない!

ラースが戻ってから
話してもいないでしょ!?

Sadie
話したのよ

ねえスティーブン

私たち何度かヨリを戻そうとしたの
でもうまくいかなかった

Lars
寂しいけどセイディが
相応しい相手を見つけたなら

俺はそれで幸せなんだ

Sadie
ラースが新しいジェムの友達と
宇宙に居場所を見つけて

私もとても嬉しいの

Steven
でも いつの間に?
僕はどれも知らなかった

Sadie
だってプライベートのことだもの

Steven
僕はてっきり
シェプに嫉妬して宇宙に行くのかと

Lars
宇宙が好きだからだよ!

冒険が俺たちを待ってるんだ

学んだことを生かして
次の惑星に行ける!

Steven
でも 何も問題がないなら…
なんか窮屈な気がしてきた 僕だけ?

Jenny
スティーブン
このドーム何とかならない?

Steven
大丈夫 コントロールできるはず
本気で考えれば…!

Shep
ねえ スティーブン

Steven
後にして シェプ

集中しないと

Shep
少し聞いて欲しい

Steven
このドームをなんとかできないと
友達がみんな死んじゃうんだ!

Lars
別に初めてのことじゃねえけどな

Shep
でもこの魔法は
君の感情が原因だよね?

多分 友達に置いて行かれるのが嫌で
皆を閉じ込めようとしてるんじゃないかな

Steven
話が見えないよ

Shep
君は自分を見つけようとしていて
その為に友達にそばにいて欲しいんじゃないか?

Steven
僕はただ
ずっと友達を助けてきたんだ

友達なしじゃ
僕は自分が誰なのかわからない!

Sadie
スティーブン
あなたはよくやってる

でも私たちにも私たちの人生があるの

Shep
成長の余裕をあげないと
皆窒息しちゃうよ

今は 文字通りだけど

Steven
分かってる
僕だって引き止めたくない

ただ皆が恋しくて仕方ないんだ

Jenny
スティーブン…

Sadie
私たちはいつでも友達でしょ

Lars
何光年離れてたってな

Steven
みんな…

Jenny
もっと最悪のパーティは
他にもあった

またね スティーブン

Sadie
また会えてよかった

Steven
うん 二人ともいいカップルだよ
曲も気に入ったし

Shep
CDいるかい?

Steven
カセットはある?

Shep
どうぞ 気楽にね

Lars
じゃあ スティーブン
俺たちそろそろ…

Steven
ラース 本当にごめんね

Lars
ああ
行かないでなんて可愛いじゃんか

Steven
そりゃ行かないで欲しいよ!

Lars
元気出せよ
いつでも会いに来い

Steven
皆で故郷に集まれたのも
ほんの一瞬だった

卒業って僕嫌いかも

学校経営もやめた方がいいかな

Lars
ほら こいよ

いつんなったら離してくれる?

Steven
あと何分かだけ



いつかの私と同じ感じ方じゃ
自分の道を歩くのは楽じゃない

でも今は不思議なくらい簡単

私は変われる私になれるから 

だから今は前を向いている
今は前を向いている

[END]


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