心理系大学院に行くまでの勉強

私達は家族や学校、会社、スポーツチームなどさまざまな組織や集団に属している。その集団には、課題を解決する、業績をあげる、試合に勝つなど明確な目標がある場合が少なくない。こういった集団の目標を達成に導く役割や過程を「リーダーシップ」という。一般にリーダーシップというと能力のある人が集団の先頭に立ちメンバーをぐいぐいと引っ張ることをイメージしがちだが、実は特定の個人が発揮する機能に限らずメンバーの誰もが発揮できる集団の機能のことをいう。
また、集団のメンバーに影響をあたえリーダーシップを発揮する人を「リーダー」と呼ぶが、たとえリーダーが優れた言動をしたとしてもメンバーが動かされなければ意味がない。メンバーに受け入れられて初めてリーダーシップはうまれる。
集団を運営する上では目標達成だけでなく集団維持という機能も大切である。しかし目標達成を急ぐあまりメンバーの気持ちが離れてしまうこともあるし、逆に個々の気持ちを大切にしすぎて目標が達成できないこともある。
この二つの機能からリーダーシップを捉えているのがPM理論である。これは日本の社会心理学者である三隅二不二が提唱した。

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