心理系大学院に行くまでの勉強

全体(ゲシュタルト)は要素の総和以上のものを生み出すと考えるのがゲシュタルト心理学である。
レヴィンはゲシュタルト心理学を社会心理学(人の意識や行動は社会からどのような影響を受けているか、またどのような影響を与えているか)に応用した。人間の行動は個人の性格や欲望だけで決まるわけでなく、個人が置かれた場(環境)に左右される。これを場の理論という。
場における個人を引きつけたり遠ざけたりする特性を誘発性という。対象に引きつけられる正の誘発性と対象から遠ざかろうとする負の誘発性は個人の言動に大きな影響を与える。
個人の言動は、その人の頭の中にある集団や状況を全体的に把握することによって、はじめて理解できると考えるのが場の理論である。他者の言動を理解するには、その人の周りの環境を見る必要がある。

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