心理系大学院に行くまでの勉強

私達は社会生活を営むにあたり、国や組織、年齢、性別などのさまざまな社会的カテゴリーに属している。そしてそれぞれカテゴリーに属する人たちは共通の特徴をもっているものだと信じ込んでいる。そういった特徴を単純化した概念のことを「ステレオタイプ」という。
私達がステレオタイプを日常の中で強く意識することはほとんどない。しかしステレオタイプ通りの情報に接すると私達は無意識にそこに目がむいてしまう。たとえばビール好きのドイツ人に会うと全てのドイツ人がビール好きとは限らないにも関わらず「ドイツ人はやはりビールが好き」と強く思ってしまう。これを「選択的知覚」という。その一方でビール嫌いのドイツ人を「変わった人だな」と思うなど、ステレオタイプに合致しない人や行動は例外とみなしてしまう。これを「サブタイプ化」という。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?