心理系大学院に行くまでの勉強

場の理論を提唱したレヴィンは、集団は個人の総和以上のものを生み出すと考えた。集団行動には、一人ひとりの言動の集まりを超えたものがある。レヴィンは集団に属する個人の言動を研究すれば、人々の社会生活の改善に役立てることが出来ると考えた。そして彼は、自分の研究を集団力学(グループダイナミクス)と名付けた。
その後、弟子のD・P・カートライトらによって多くの集団力学に関する実験が行われた。集団力学は現在、集団凝集性や集団圧力、リーダーシップ、意思決定過程、援助行動といった分野に応用され、集団心理学と同じ意味で用いられている。

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