心理系大学院に行くまでの勉強

マージナルマン
社会学者のロバート・E・パークは、いくつもの文化が並存する社会でそれらのどの文化圏にも完全に同化出来ずに複数の文化に不完全に属している人々のことをマージナルマン(境界人)と呼んだ。
移民などのマージナルマンは、ある文化にはっきりと属していないため、自身に一貫したアイデンティティを見出しにくくなる。けれどめ複数の文化の狭間に立つことで、それぞれの文化を客観的に捉えることができ、それらを融合した新しい価値や文化を生み出すことが可能だ。のちにレヴィンは、青年期(12〜20代前半)特有の、子供ではないけれども大人にもなりきれていない、境界線にいる不安定な存在という意味でもマージナルマンという言葉を使用した。

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