心理系大学院に行くまでの勉強

クライエント中心療法

ロジャーズは心的ストレスの原因は自己概念と実際の体験の不一致にあると考えた。この不一致、つまり自己認知の歪みのある状態のことを心理的不適応状態と呼ぶ。心理的不適応状態にあると、自分が自分でないように感じたり、自分に自信が持てなくなる。
けれども、人は常に成長する有機体である。よって人には、自己認知の歪みを直し、自己実現(自分の個性の発揮)をしようとする機能があらかじめ備わっているとロジャーズは主張する(自己実現傾向)。この力を手助けする心理療法がクライエント中心療法である。クライエント中心療法は心の問題はクライエント自身にしか治せないという考えに基づいている。

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