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自己紹介

一藤隆弘(いち)です。

自己紹介をしてみようと思います。

というのも、私は現在Mindset Coaching Schoolでコーチングを学んでいます(最終ステージ)。学習中ではありますが、『初めまして』の方々にコーチングを提供する機会が増えてきました。そんな方々向けに、少しでも自分を知っていただきたいです。

【現在の私】

新卒で入社した日系の大手IT企業で人事部門に配属されてから30年間、組織開発•人事を仕事にしてきました。2001-4年の4年間、ドイツに駐在していた時に初めて触れたのが組織開発のコンセプト。それ以来、組織開発をキャリアの軸に据えています。40歳で初めての転職。外資系を中心に、いろんな組織をウロウロ(かれこれ4-5社)。いまはプロフェッショナルファームでCOO(コーポレート機能の統括)をしていますが、一人でそのロールを果たすことに白旗宣言。チームをつくり、メンバーの凸凹を組み合わせる作戦に軌道修正中(管理とかは性に合わない。というか苦手なだけ)。なんだかんだで組織開発•人事屋さんです。

自分では、自分の価値をこんな風に定義づけています。

「火中の栗を手繰りながら、カルチャーを紡ぐ組織開発•人事屋」

別の言い方をすると、
「組織のキワで暗躍する異端児」

ストレングス・ファインダーによれば、最大の強みは「戦略性」。問題が目に飛びこんできて、その解決に向けた道が目の前にスッと開けるのが、私の「能力の輪」。
海外における代表的な360度アセスメントツールの1つであるリーダーシップ・サークル・プロファイル(LCP)では、「勇気ある本質(Courageous Authenticity )」の資質が、ずば抜けて高くでます。だから、つい、火中の栗拾いをしてしまいます。
要するに、何か仕掛けて、人を巻き込んで、いつの間にかコトを動かしたいヒトです。

とはいえ、強みは諸刃の剣。
「何を考えているか、わからない」「変わり者」と言われることもしばしば。実際のところ、頭の中でこねくり回して、いろんなことを繋げているのです。何を考えているかわからないと思った時は、聞いて欲しいヒトです。

自分がおいているゴールは、組織開発のメソッドを開発・実践して広めていくこと。

そして、この数年のテーマは、自走する組織づくり。数年前までは、それと真逆のゴリゴリのトップダウンのマネジメントをしていたので、以前を知る人から見たら、お前が何を言ってるだと言われそうですが、あるキッカケをもって宗派替えをし、今に至ります。

翻って、仕事以外では、これまで仕事とは別人格で生きてきました。「火中の栗を拾う」もなければ「暗躍」もない。自分らしさや(カルチャー)もない。平日も週末も関係なく働くワーカホリック。あえて趣味をあげたら読書と映画くらいという昭和の男(?)。

小さい頃から、親による強制や制約は全くありませんでした。その反動からか、制約を勝手に作り続け、地味な生活を送ってきました。たまに何かをしたいと思っても、頭のなかにいるもう一人のちっちゃい自分が右往左往。行動に移せないヒトでした。

ところが52歳になって、コーチングを学びはじめ、生活が一変。偏愛性が開花。Coaching Schoolで学ぶコーチングの対象領域は、仕事だけでなく全方位。バランスホイールと呼ばれる8つの領域(仕事の他、趣味、人間関係、健康等)に、それぞれゴール設定をします。8つの領域にまんべんなくゴール散らすと、整合性をとろうとするというのが脳のカラクリ。ゴールを立てた途端に、それまで見えていなかったものが、仕事以外でも目に飛び込んでくるようになりました。

やりたくなって(Want to)、最近始めたことの一例にこんなコトがあります。
・カルチャー教室でヘルマンハープという楽器を始めました(音楽なんか、まして楽器なんか、これまで一切縁がなかったのに)
•以前からのテーマだったのに、いつも1週間で終わっていたダイエット(継続しています)
・思い立ったようにBBQ検定なるものを受験
・大学院に通うことを決定(決定してから動いています)
・戦争のない社会を目指すNPOの活動に参加しはじめる(これは以前からの関心事)

仕事以外が忙しくてたまりません笑。やれば良いわけではないものの、やりたいとおもったら、とりあえずやってみる。マインドをそう書き換えてみたら、楽しくなりました。仕事に偏り、歪んでいたバランスホイールが、整合性をとろうとしている感覚です。

実は、両親共に中卒であることを、ずっと引け目に感じていました。そんななかで大学まで行かせてくれた親への強い感謝の気持ちがあります。そのせいか、無意識に持っていたビリーフシステムが、「仕事はちゃんとすること。私生活は慎ましやかに地味でいる」。親からは一言もそんなことを言われたことはないのに、勝手に持っていたマインドの重要度関数を、ようやく書き換えられました。

【こんなヒト】

静岡県藤枝市出身の52歳(2023.12現在)。
物心ついた頃から、組織の真ん中にいることはありませんでした。組織に馴染むか馴染まないかの間くらい、組織の端っこが定位置。人と変わったことをして、縁から人を眺めているのが好きでした。
進学先は全部自分で決めましたが、高校も地元(藤枝市)で私が通っていた中学からは1人だけ、越境で清水市(現静岡市)の理数科を選択。理数科なのに文系を志向し、なんとなくマイナーな雰囲気がカッコよかった多摩地区の大学に。平成狸合戦の時代の多摩地区は、私には魅力的でした笑。とにかく人と違ったことをしたい(というか結果的にそうなってしまう)。そんな学生生活でした。

社会に出ても、組織の縁らへんをフラフラフラフラ。ビジネスリーダーと一緒にフィリピンへ行って、工場を立ち上げるというのが、社会人としての最初のお題でした。当時、人事部門配属者の本流は、新卒採用と労政。でも、私にそのような仕事の声もかかることもなければ、自分から近寄ることもしない。海外人事という、当時はまだニッチな世界からキャリアをはじめました。「変わり者」と呼ばれ続け、ついたあだ名が「あーいえばイチフジ」(1995年の流行語をもじったもの)。メンドクサイ奴でした。人事部門の上司から好かれることはなく(実際のところ社会人2-3年生以後は、こちらが無視していた)、現場リーダーの右腕として協働するのが楽しく、ここまできました。

私がこれまで在籍した組織

所属した組織は、富士通→レノボ→ゼンショー→EY→オラクル→EY(出戻り)。

自分らしいと思うのは、ゼンショーでしょうか。「すき家」という牛丼屋さん2000店舗の組織開発•人事、そしてコーポレートの統括をしていました。強烈なエフィカシーをもった創業社長のもと、仲間やお店のクルーと働いた経験はかけがえのないものでした。そして、ここで大失敗をして、自分が提供する仕事の価値を再認識しました。当時、「牛すき鍋」という新メニュー導入によって、店舗のオペレーションが大混乱。全国のお店の約半分を閉じる事態に陥りました。同時に、恒常的な過重労働体質や通称ワンオペが問題視されたというものです。ネット上では「鍋の乱」と言われ、叩かれました。第三者委員会まで立ち上げ、社会をお騒がせした事件で、私はその主犯格。私は新メニューにまでは直接の責任を負っていません(そのつもり)でしたが、結果的にそれが引き金となって、多くの離職者が出ました。人事責任者たるもの、「牛すき鍋」の調理オペレーションにまで責任を負う必要がある、人事は経営そのものだということを、身をもって体験しました。

好きなこと•得意なことはこんなことです。
前提を覆すこと、喧嘩して人たちの間にはいること、組織の穴ぼこを見つけること、データ使うこと、人材育成/学び、起業家支援、歴史、キングダムなら騰と河了貂、映画館での映画、高橋まゆみ(人形作家)さん、ふらふらすること、形式ばらないこと

苦手なことはこんなことです。
「ここまでがスコープです」「これまではこうしていた」「○○さんがこう言ったからやって」と言われること。淀みなく話すこと。

【コーチングを学ぶ】

そんな私が今になってコーチングを学びはじめたのには、2つの理由があります。

第一に、自分自身のアップグレードに限界を感じでいた状態から脱出したかったこと。今年の正月、新年の誓いを立てようにも、何も頭に浮かばない。現状のコンフォートゾーンにどっぷり浸ってしまっていました。マインドをコジらせていました。今は、やりたいことが山ほどあります。自分のマインドの「運転の仕方」が身につきました。

第二に、個の成長と、組織の成長。両者の接続部分の解像度を上げたかった。

個が成長するから、組織が成長するのか?
組織が成長するから、個人が成長するのか?
どっち?

そんなモヤモヤを抱えていました。組織・チームビルディングについては、アンテナが立っているのですが、個の方はなぜかおよび腰でした。

今はこう整理しています。

個々人の中にある「Want to」は、それぞれが持つ素の魅力です。
それぞれが「Want to」発のゴールをつくると、それが各人のお題になります。
「私ならできる」「私にはできる気しかしない」という確信が伴うと、そこには強力なエネルギーが宿り、個に火がつきます。

でも、これだけでは分業に過ぎません。

個々の関係性づくりを手助けします。
そして、チームでないと成し遂げえないお題を提供する。
すると、1人1人が自然とそれぞれの「Want to」がこすり合わされます。
こすり合わせがうまくいったとき、個に宿った人は、お互いに伝播します。
そして、「私たちなら出来る」「私たちには出来る気しかしない」というノームになります。
「私」が「私たち」になり、チームとしてゴール達成の臨場感に満ちた状態が生まれます。
ここまで到達したら、あとは奇跡を待つ。

個のパワーと組織のパワーが相まれば、「自分」らしく、「自分」らしくないことが出来るようになる。「自分たち」らしく、「自分たち」らしくないことが出来るようになる。

そんな環境、組織を変える潮目をつくるのが組織開発•人事の仕事だと、私は考えています。
私には、こんな個と組織をつくれます。
つくれる気しかしません笑。

組織変革は焚き火と同じです。大きな太い薪をど真ん中において、そこから火をつけても、火はつきません。大きく太い薪は、大抵湿っているものです。着火剤が必要です。大きな木から落ちた松ぼっくりや小枝、乾いた落ち葉を探し、キワの方から火をつける。それが私の仕事です。


最後に、学習を進めながら、もつ一つ、学ぶ理由が加わりました。

自分の人生を生きる人を増やす

特に、一人一人の主体性をいかしながら、今いる組織や社会を変えたいと本気で願う方を応援していきたいとおもいます。

そんな感じです。
コーチングのセッションで『初めまして』の皆さま、これまでお世話になっている皆さま、改めてよろしくお願いします!

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