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チームで活動するっていいな! ネットの時代に生まれたからこそ、年齢や場所に関係なく、プロジェクトに関われる!

「今の時代に生まれてよかった。今迄の生活ではありえなかったことが起きている」と語るのは、“兵庫県新型コロナウイルスまとめサイト”プロジェクトメンバーの1人y-chanさん。

[2020年3月29日インタビュー記事]

東京都が3月6日に公開したオープンソースサイト“東京都新型コロナウイルス感染症対策サイト”を皮切りに、新型コロナウイルス感染症の公式データを解り易くグラフ化するサイトの立ち上げが、瞬く間に各都道府県に広がった。兵庫県版もその一つだ。

 兵庫県の公式発表を時系列にグラフ化して表示することで、誰にでも一目で解り易くビジュアル化するプロジェクト、それが“兵庫県非公式新型コロナウイルスまとめサイト”だ。誰に頼まれた訳でもなく、ITを得意とするエンジニア有志達が、自発的に発足したのだ。

 開発部門で一際力を発揮をしているのは、y-chanさん。弱冠高校1年生(インタビュー時)ながら、独学で覚えたプログラミング言語“Python(パイソン)”を使い、日々兵庫県から発信された公式データを自動収集出来るように、プログラムの開発およびデータやグラフの管理をしている。

 参加したきっかけは、「三重の高専生達が有志で三重県新型コロナウイルス対策サイト(非公式)を立ち上げたことを知り、兵庫県に住む者として、兵庫県版を立ち上げて貢献したかった」と話す。

 兵庫県版のサイトは、同様の思いを持つエンジニアによって既に始動していた。面識は無かったが、すぐさま発起人の大山さんに連絡を取り3月13日から参加、気がつけば夢中になっていた。

 今迄はプログラムする際、やりたいことを1人でコツコツと構築していたというy-chanさん。本プロジェクトに参加することで、書いたプログラムに、他の人から指摘やコメントが入ることがありがたいのだという。

 「チームで活動するっていいなと思う、やっていることに対して、皆が評価をしてくれる!」とあどけない笑顔で語る。現在は、他都市のプロジェクトからの引き合いもあり、活動を場を広げている凄腕だ。

 「今の時代に生まれてよかった。今迄の生活ではありえなかったことが起きている。ネットがあるからこそ、年齢や場所に関係なく、関われる時代になったんだな」と話す。まるでスポンジが水を吸うように、プログラミングスキルを吸収するだけでなく、チームプロジェクトが初めてとは思えないほど力を発揮するy-chanさんには、IT業界が長いメンバー達も驚くばかりだ。

 「本当にプロにも引けを取らない仕事をしてくれています。プロジェクトでの活動を通じて、素晴らしい技術をもった若者たちが社会と繋がるきっかけを沢山つくっていきたい」と大山さんは優しく語る。

 次回は、兵庫県新型コロナウイルスまとめサイト発起人であり責任者の大山 雄輝さんをご紹介いたします。
 兵庫県 新型コロナウイルスまとめサイトは、有志で運営されています。開発にご興味ある方、こちらのGitHubで詳細を確認できます。

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