長いツイートみたいなnote

ショッピングモールは心が荒む。普段は微笑ましく思えるカップルも、ショッピングモールですれ違うとアホ面しやがって、などと心の中で思ってしまう。ここで謝っておきます、ごめんなさい。なぜなんだろう、ショッピングモールの何が私の心を波立たせているのか。恐らくだが、狭い空間に人がひしめき合っているのが要因だと思う。隣の家族の母親の口が悪いな、とか、それに父親は押されているな、とか、道幅が狭いのに横並びになって歩くの遅いカップルってどうなの、とか、このおばさん人を避けるってことを知らないのかな、とか、いやいや店員さん困ってるじゃんそんなこと店員さんに聞くなよ、とか、そんなことをずっと考えている。狭い空間に人間が多数いる、となると否が応でも情報として「人間」ばかりが入ってくる。普段街中を歩いているときは、いくら人が多くても意識を人間以外にも分散させることができているんだと思う。ショッピングモールはそれができなくて、人間、人間、人間、となり心が次第に荒んでいくのだろう。狭い空間に人が詰め込まれている、状況といえば朝の通勤電車などもある。が、ショッピングモールほど心は荒まない。それは人間達が声を発さず、ただの体温を持った生き物になっているからなのかもしれない。口を開かなければ、音としての情報は存在していないことになる。私はつくづく情報に弱いのだと思う。ただそれだけでは正確ではない。詳しくいうのなら「望んでない情報」だ。情報自体は好きだ、望んで情報量を摂取しに出掛けることもある。そういったものでない、摂取せざるを得ない情報は苦手なようだ。ここまで書いてきて、自分自身がかなり人間に適してない個体のように思えるが、事実そうなのだ。私は摂取せざるを得ない人間の情報にめっぽう弱い。そもそも人間に苦手意識があるからだとは思う。本質的に私は人が苦手であり、普段は自分で情報量をコントロールしているからやっていけてるだけなのだ。しかし想定外の人間情報(New!)を得たり浴びたりするとキャパオーバーになり感情が負に振れる。そんなの最初から分かってるならショッピングモールに行かないという選択が間違いなく正解だろうが、「なんか今日はいけるかも!」と思って爆死する、馬鹿なので。これに限ってはもうどうしたら良いのか分からない。1番手っ取り早いのは音楽を聴き続けてしまうことだろう。と、ひとつの分かりきっていた答えが誕生した。しかし私はその昔、人混みに出かける時はブラックメタルを聴きながら歩いていたわけだが、「生」への苦しみを募らせるだけだったので選ぶ音楽もポイントになってくると思う。何が最も適しているだろうか、明るすぎる曲も疲れてしまうしNGとなり、中々に難しい。人間が苦手な人間は、こうしてよく分からないことで悩むことになる。

と、ここまで書いていて自分で自分に苛立ってきてしまったので本当はそのまま消して葬り去ろうと思ったのですが、あえて今日はこれを残してみることにします。つまらないし、書きたいことでもないし、辛い。こういうことしか書けないのが辛い。今までのnoteだって大したことを書いていたわけじゃし、自分の文章に誇りを持っていたわけではないけど、何かが違う。書きたいと思う言葉がない。心を満たしているものがない。自分がこの文章みたいにしょうもなく思える。だけど、こういうしょうもなさがあることを認めてみます。

と、更に付け加えてみると、私の書きたかったことが近づいてきたような気がして、このnoteもなんだか受け入れることができました。

と、いうわけで、おやすみなさい。


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