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もしねこを飼うなら

もし、ねこを飼うなら、いつもいっしょにいたい。可愛がれる限り可愛がって、甘々に甘やかして、ねこに、好かれたい。甘えられたい。ああ、もう、いまは、じゃまだよっていうくらいひっついてきてほしい。外には出さないで、家の中で飼いたい。壁紙はがしても、怒らないで、笑いたい。

雑種で、捨て猫か保護猫を迎えたい。

ねこタワーは買おうかなあ。値段が高いのに、使わなかったら、もったいないので、高いところは、たんすにでも、登ってもらおう。

シャンプーもしてあげたい。3週間おきくらいかな。いつも、きれいにしておいてあげたい。

わたしは。健康でいたい。入院して、離れ離れになりたくない。


でも、これは、妄想。実際は、もう、ねこは飼えない。どうしてって、ねこより、わたしのほうが、早く死んでしまったら、かわいそうだから。わたしには、子供がいないから、子供に託すこともできないし、もし、いたとしても、わたしがいないことをねこが気付いてしまったら、やっぱりかわいそう。

「いつでも会える」という、犬が主人公の菊田まりこさんの書かれた絵本がある。犬が主人公で、ある日、かわいがってた女の子が突然いなくなるというお話。犬は、毎日毎日、探して探して、女の子の名前を呼びながら、探すんだけど、いない。そして、ある日、遠くから、女の子の声がするの。・・・この本は、胸に突き刺さったな。

こんな想い、させたくないからね。

ねこがいたら、いいなと思う。

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