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カメポニックスへの道

序章

うちにはもう成人式を超えたカメがいる。
名前はカービィ。
娘が欲しがったからと安易に夫が買ってきた(多分)クサガメだ。
そして定番の「ちゃんと世話しなさい!」からの母が世話パターンを経てる。
まあ、半分位は娘がしたかもしれないが、時々夫が、でも大きくなってからはほぼ私が世話してる。

世話してると言っても殆ど放置かな? 餌やって水換えて、水槽の位置的に日光浴が無理なのでLED照明を当ててくらいのもの。
そして、いっちばん大変なのがこの中の「水換え」である。

知ってる人には「あーね……」と同意してもらえると思うけど、カメは非常に汚し屋である。
もう尋常じゃなく汚す。
エサやったら速攻汚す。 
フンもデカい。(うちのは20cm超なので特に……)
水がきれいなのは瞬間風速レベルで一瞬なのだ。

これは病む。
とても辛い。
賽の河原の如し。際限がない。
しかもこの苦労は降って湧いてるので余計に辛い。
この地獄から開放されたい。大袈裟だけどそんな気分の時にたまたま「アクアポニックス」というものを知ったのだ。

簡単に説明すると、アクアポニックスとは水耕栽培と淡水魚栽培を同時に行うことが出来るシステムだ。 
魚がエサを食べて汚した飼育水を肥料にして水耕栽培をし、きれいな水になってまた飼育水になる。
大自然の営みを小さな空間で循環して少ない労力で大きな成果の出る新しい農法として注目されてる。
SDGsにもなるしね。
で、ひらめいた。
あんだけ汚い水ならさぞかしいい肥料になるのではないかと。
私を水替え無限地獄から救ってくれるのではないかと。
そこから色々調べて、やっと最近カメポニックス環境を作ることに成功しました。
発案から実施まで約1ヶ月位?
のろまな私にしては割と早く動けたと思う。

アクアポニックス関連の記事や動画は結構色んなところで上がってるけど、割と日本でポピュラーなのはメダカ、金魚、錦鯉辺りで、カメはちょこちょこ見かけるけどあまり多くない印象ですね。
それにはカメの飼育水の引くほどの汚さから、あれから育つ野菜は食いたくないみたいな気持ち部分と、実際のところサルモネラ菌があるらしいのであまり良くないかも?みたいな部分もあるようで、私もその辺は踏まえて挑んでいます。
まだまだ全然試行錯誤段階で人様にお教え出来るレベルではない初心者ですが、初心者なりの失敗や経過も含めて記録しておこうかと思います。

次回から実際に何をしたか、何を買ったか、何を使って作ったか等のところを順に書いていこうと思います。


ちなみにカメポニックスは造語で、自分でひらめいたつもりだったんだけど、検索していくとカメでアクアポニックスしてる人は何人かがカメポニックスと銘打っておられたので、もう既にある名称だったようです。
語呂がいいな!と悦に入ってた。恥ずかしい。

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