料理を楽しむということ

料理を作るのが楽しいと感じている人はどれぐらいいるのだろう。
おそらく日本の人口の1%もいないのではないか。
料理が好きだと吹聴する人や職業料理人ですら心の中では料理が嫌い、
ひいては食事を単なるカロリー摂取源としか思っていないのではないか。
食のリテラシーの低下。最近そう感じることが多い。

昆布とかつお節で出汁をよくとりますと言ったら、
面倒なのによくやるねとか明らかにやったことがないの丸わかりの返答をされる。
たまに自炊好きに出会ったと思ったら大人数でもないのに食材をkg単位で買い込み、
1週間分ぐらいをまとめて作るとか……
何それ、楽しいの?みたいな。
料理版2chことcookpadを手放しで信じる人たちetc。

みんな食に興味をなくしちゃったのかな。
現代では輸入食品や養殖の発達により旬が見えづらくなってはいるものの、
店頭に並ぶ食料の季節変動はある。
日本の伝統的な食材に世界各国の調味料を組み合わせればどんな一皿ができるかワクワクしてきませんか。
また調理器具や食器という分野にも美学があり奥深いものだ。
娯楽としての料理の扉を開こう。

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