CHINATECH 中国デジタル革命の衝撃
著者の赵玮琳様から献本いただき、読了しました。
一言で言うと、中国の現在のデジタルテクノロジーのビッグマップが、これ一冊読むだけでよく理解できます。中国のデジタルに興味のある人にはお勧め!
小売、金融、通信を中心とした業界のデジタル化の状況、ITジャイアントであるBATH(バイドゥ、アリババ、テンセント、ファウェイ)と新興のジャイアントであるTMDP(バイトダンス、美団、DD、拼多多)を中心とした企業の動向、および中国政府のデジタル政策について、最新事情が分かりやすく系統的に描かれています。
2021年2月発行なので、コロナ後の状況、米中貿易戦争などへの言及も入っていて、最新状況が理解できます。
僕も新興プレイヤーや最新状況について知らない部分も多く、大変勉強になりました。
日本や欧米の著者だと強めになりがちの中国政府への批判のトーンは抑えられてて、冷静にテックや経済について述べられているのも新鮮です。
日本や欧米の著者だと強めになりがちの中国政府への批判のトーンは抑えられてて、冷静にテックや経済について述べられているのも新鮮です。
中国の科学技術や経済での台頭は、時に脅威ですらありますが、付き合いの避けられない隣国の我々としては、まず相手をよく知り、己をよく知り、うまく関係を構築していくことが必要ですよね。
チャイナテック 中国デジタル革命の衝撃https://www.amazon.co.jp/dp/B08R9LXQM6/