青黒LOデッキガイド
★この記事は一部有料にしようと思っていたものを暖めすぎて時期的に過ぎてしまったので、ぶん投げて書き途中のままあげてます。
なんなら画像も予定してたのを貼ってません。
有料の体のコメントもそのままですがご了承ください。
以下本編。
こんにちは。赤サブのティボルトです。
最近は青黒LOでコンスタントに結果を残せているので、前々から書きたいと思っていた青黒LOのデッキガイドを掲載したいと思います。
※本記事は試験的に一部有料になっております。今後筆者の気まぐれで無料化する可能性もありますので予めご了承ください。
デッキリスト
<画像1>
モダンホライズン2で《正気破砕》、フォーゴトンレルム探訪で《ターシャズ・ヒディアス・ラフター》を得たライブラリーアウト(LO)は、相手のデッキを切削し、『カードがないライブラリーからカードを引こうとしたプレイヤーは、次にいずれかのプレイヤーが優先権を得る時にゲームに負ける。』ことを利用した特殊勝利デッキです。
私はMTGをやり始めた時からLOが好きで、スタンダードでも組めるときは好んで使っていました。今はモダンに専念していますが、パイオニア、レガシー、EDH、タイニーリーダーズは全部LOにしています。
さて、今回紹介するデッキですが、先日のモダンチャレンジで入賞したリストです。
・クリーチャー
《面晶体のカニ》《遺跡ガニ》
2種類のカニを4枚ずつ。
今のモダン環境が《ラガバン》中心なため、《稲妻》や《終焉》《一押し》が飛んできます。
1ターン目に出すときは、除去されてもいいくらいの気持ちで出しましょう。
・呪文
《書庫の罠》
LOのメイン最強たる所以。
初手に何枚かあるだけでイージーゲームになります。
ただし、複数枚あることで過信して土地1枚キープをしないように。
《正気破砕》
モダンホライズン2から参入したスーパー《思考掃き》。
サイクリングはほぼ打ち消されないし《テフェリー》がいても起動できます。
秘匿するときは書庫罠よりも枚数が多いのでラフターと悩みましょう。
《ターシャズ・ヒディアス・ラフター》
デッキによっては必殺技になる1枚。
適当に打つだけで相手の《エムラクール》や《忍耐》を追放できる可能性もあります。
そのためサイド後もほぼ抜くことはないです。
《湖での水難》
LOのためにある呪文その1。
準備しないと2ターン目に打ち消せないのが欠点。
環境によっては変わるかと思いますが、今のところ4枚で。
環境的にトークンや続唱から捲れる呪文を消せるのは意識しておきたいところ。
《致命的な一押し》
主に《ラガバン》のせいで4枚必須です。
ルールス寄りの環境なのでほぼ腐ることはないです。
フェッチやランタン、朧宮でも条件達成するので覚えておきましょう。
わりと多いのは《廃墟の地》から沼で打つこと。沼の枚数には注意です。
《残忍な切断》
個人的にはスーパー致命的な一押し。
一押しだけでは対処できない《濁浪の執政》や《孤独》などの生物に触れるようになります。
一応、相手の外科的摘出を避けることもできるので、覚えておくといいかもかも。
あとはコストが重いためミラーのラフターに強い。
《残響する真実》
汎用性の塊。PWやトークンなど土地以外ならなんでも妨害できるので重宝します。
たまに相手の除去に対応して自分の生物を戻すこともあります。
《外科的摘出》
メインから入る墓地対策兼コンボ対策。
カウンターモンキーであれば《執政》、ハンマーであれば《巨人の大槌》、リビングエンドであれば《死せる生》など、主力を抜いてあげましょう。
マナコスト多めのカードから抜くとラフターでうっかり勝てたりもします。
《墓所への乱入》
青白でなく青黒な理由その1。
部族やバーンに対して雑に勝てる。
サイド後は墓地対策と噛み合わないので減らすことが多い。
自分を対象にできるので、2枚きたときには自分に打つことも検討。
ほぼ一回打てば終わりなので2枚。
《彼方の映像》
LOのためにある呪文その2。
アンリコが弱いわけはない。
劣勢から引っくり返すならこれか乱入くらい。
ただし、環境的に《執政》や《忍耐》にめちゃくちゃ弱いので3枚。
《物語への没入》
アンリコが弱いわけはないけど信用ならないので4ドローを1枚。
《執政》で墓地が少し減っても、唱えてから《忍耐》されても大丈夫。
強いから2枚入れたら手札に吸い付いて死んだので1枚。
ミラーの場合、コストが重くラフターに強いため、うっかり抜かないように。
・サイド
《夢の巣、ルールス》
相棒。メインはカニを戻す。以上!
シンプルだけど、見た目より強い。
サイドから《爆薬》や《ランタン》を戻し始めると相手の心を折れる。
300戦に一回くらいは殴り勝つこともある。
《根絶》
食わず嫌いしてはいけない1枚。
《忍耐》や《否定の力》を安心して抜けるトップオブサイド。
《チャリス》には引っ掛かるので注意です。
環境的に強いので3枚。
《魂標ランタン》
根絶よりもメジャーなサイド。とても丸い。
ローグ相手にはとりあえず入れておいてもドローできるので腐らない。
出たときの能力は自分の墓地を追放しても良いのは小テク。
元々は3枚だったけど今は2枚です。
《トーモッドの墓所》
3枚目のランタン枠。
ランタンと散らした理由は《チャリス》や《針》対策。
ルールスで出しやすいのも○。
《残響する真実》
追加枠。環境がどれだけ変わってもメインと合わせて1~2枚は欲しい。
《悪意の熟達》
対PWと大型生物用。
追放なので破壊不能や再生持ちも対応できる。
1ドローさせるのは強制なので覚えておくように。
《仕組まれた爆薬》
チャリス、モンキー、トークン、ハンマーなど、的はいっぱいある。
相手の月を利用して3色にできるのも覚えておくと極まれに逆転できる。
《滅び》
リセット枠。
特に3マナ以降が並びやすいデッキに対して。
環境によってメインにも欲しくなるけど、コントロールに死ぬほど弱いのでサイドに1枚のみ。
《アズカンタの探索》
追加のアドバンテージ枠。
終焉が気になるものの、動き出せば強いので採用。
変身のタイミングはよく考えないと1枚損するので闇雲に変身しないように。
《幽霊街》
個人的に2枚は入れたいおすすめカード。
使用方法等の詳細は有料の方で。
サイドボードプラン
以前からDN等でサイドボードについて問い合わせが多かったので、今回は12月7日時点でのMTG GoldFish上位(MTGO)のデッキについてサイドボードプランをご紹介したいと思います。それぞれの選択理由については有料記事で紹介させていただきます。
・Murktide Regent(9.6%)
・Hammer Time(8.6%)
・Burn(6.0%)
・Azorius Control(5.9%)
・Blink(5.3%)
・Amulet Titan(5.1%)
・5c Omnath(5.0%)
・Death's Shadow(4.5%)
・Jund(4.3%)
・Crashing Footfalls(3.6%)
・Reanimator(2.5%)
・Rakdos Midrange(2.4%)
・Mono-Green Tron(2.2%)
・Yawgmoth(1.8%)
・Prowess(1.7%)
ここまでが無料部分となります。閲覧いただきありがとうございました。
後半部分では、
・今まで私が入賞したリストとその構築経緯
・サイドの幽霊街について
・各マッチアップに対する勝率、サイドボードの理由、注意点
を記載しております。
試行的に有料にしておりますが、正直、次回以降はこのボリュームで掲載は難しいかもしれないくらい頑張って書いたので、モチベーション向上のためよろしければご協力ください。
構築経緯
<画像>
今年に入ってからモダンチャレンジで6回トップ8に入賞しています。当たり運も強い状況ではあったのですが、その時の調整等を掲載したいと思います。
・2021-07-18(4th)
暗黒型のLO。正気破砕とラフターが入ったことで、フルバーン型を試してみようと思って構築したものです。
LOの名手であるBlitzlion氏が5-0したリストをTwitterに上げていたため、それを基にプッシュを暗黒にし私もリーグ5-0。
その後で暗黒の枚数を調整した形です。
当たり方としては以下。
〇親和、ハンマー、赤黒猿
×リビエン
〇リビエン、エレメンタル、エルトロ
QF〇赤青猿
SF×4C続唱
基本殴りデッキと当たったのがよかったのかなと。
後から言われて気づいたのですが、巨人の物語面で軽減できない効果が付いてるんですね...。
・2021-08-29(7th)
・2021-09-26(6th)
あ
・2021-10-16(2nd)
あ
・2021-11-07(5th)
あ
・2021-12-05(2nd)
あ
サイドの幽霊街について
<画像>
私のリストを見たLO使いの方々からよく質問があるのが幽霊街についてです。他の記事でも一部記載している部分がございますが、改めて書かせていただきます。
まずは幽霊街自体の効果について。
代表的な使い方は、トロンやヴァラクートなど土地コンボを潰すことなのは周知の通りです。
また、血染めの月に対して自分の特殊土地を割りながら基本土地を持ってくるのもやったことがあるかもしれません。
LO特有の使い方としては、相手の土地を縛ることとカニを誘発させることの2点があげられます。
特に相手の土地を縛るのはLO使い方としては覚えておきたい技術だと思います。
一応、プッシュの紛争達成や、切断用の墓地を肥やせる小テクも覚えておくとたまに役に立つかもしれません。
次に幽霊街を採用したことによるメリット。サイド後を64枚にしている理由です。
最初は環境の変化による長期戦を意識していました。
特に忍耐、エムラ、ヨーリオンなど、確実に長くなるマッチが多いので、切削呪文は減らしたくありません。
また、今は書記官や宝珠のように時間さえあれば削れる呪文も入れていないため、削れる枚数には限度があります。
そこで、幽霊街を2枚追加することで、約2枚分の追加枠を確保するサイド方法をとることにしました。
デッキ枚数に対する土地の割合としては、
メイン36.6%、サイド37.5%
任意の1枚を引く確率は
メイン1.66%、1.56%
許容範囲かなと思います。
現在では長期戦にかかわらずほぼ毎回64枚でやっています。
勝率も勝ち越せてはいるので、極端に悪いわけではなさそうです。
各マッチアップのサイドおよび注意点
・Murktide Regent
癌となるのは執政と各種カウンター。
根絶で対応できないように追放してあげるとよいです。
特に執政を抜いてしまえば残りは低コストであるため、ラフターで倒せます。
水難や切断を持っている状態であれば、1~2ターン目のフェッチに書庫の罠を対応してしまって問題ないです。
2t目に執政を出してフルタップになったところを除去してあげましょう。
もし執政が全部落ちている状態であれば、魔除けか媒介者を優先して抜きます。
魔除けは、カニをパクって逆にLO狙われることがあるのと、単純に打消しなのと、コストが重いので、抜ければ良いことしかありません。
猿よりも媒介者を優先するのは単純にクロックの問題です。
また、基本土地に関して島が3~4枚しかないことも覚えておくと、赤マナを狙って土地嵌めできることがあります。
サイドからは、カウンターの効かない根絶、執政を除去できるように熟達を。
執政をケアできれば、ほぼ猿と媒介者しかクロックがいないので、爆薬で横並びを防ぎます。
アズカンタは出せてしまえばほぼさわる手段はないので、アドバンテージを稼ぐには最適です。
逆にアウトは、彼方の映像。執政で墓地が増えないことを考えると1ドローなので減らします。
乱入も生物が多くないので減らします。
・Hammer Time
LO的には当たると嬉しい相手。
最速を潰したいのでサイド後は除去を持ってキープしたいところです。
最低でもチャンプ用にカニが必要です。
ハンマーを抜くだけでかなり減速するので、最優先で抜きにいきます。
そのため、先手は1ターン目はカニを出してハンマーを探しに行きます。
毒殺やハンマー2枚を十分にケアして死なないようにカニでブロックして、リターンよりも延命を意識していきます。
シガルダの贈り物も、出ると駆け引きが厄介なので、可能であれば打ち消すか抜きます。
先にハンマーを置かれた場合、純鋼を抜いて後続に装備できなくするのも手です。
他のデッキでも言えることですが、物語のサーチは強制なので、書庫の罠とライフの余裕があれば放置してもいいです。
大体メインは44マナ程度なので25マナ見えてる状態であればラフター1枚で死にますし、エスパーの歩哨で強制的にドローさせることもできますし、最後のドローまで諦めないように。
物語への没入は、撃てる頃に勝負がついてるので抜きます。
乱入は毒殺に弱いので1枚に減らします。
1マナで贈り物やハンマーを壊せるので、爆薬を入れます。
残響もトークンに強かったりハンマーや生物を戻したり延命に繋がるため入れます。
・Burn
LO的に当たりたくない相手。
2~3マナ圏のカードが多く、試合の印象よりもラフターが効きにくい相手です。
乱入を通すのが課題ですが、《頭蓋割り》に加えて《乱動する渦》があるので最近はかなり厳しいです。
渦が出てるとフェッチに書庫の罠を打つと5点食らうので忘れずに。
ルールスも貴重なライフゲイン手段なので、もし長引いたときは視野。
渦、幻霊、RIPは爆薬でどうにかします。
根絶で火力を手札から抜けると勝ちが少し見えます。
抜く場合に余裕があれば、頭蓋割り、猛火を優先して、次点が渦と大歓楽かなと。場合によっては稲妻など効率の良い呪文や3マナ火力も検討します。
大抵の場合、山が4枚以下なので、幽霊街で土地を縛るプレイも忘れないようにしましょう。
白マナを縛るだけでも魔除けとらせんとルールスがなくなるので少し楽になります。
・Azorius Control
サイドのエムラクールがなければ少し有利。
テフェリーが秘匿と水難を半無力化するので、できれば外科的したいところ。
廃墟を秘匿しておくと、テフェリーの上から不意打ちの上陸やミシュランを対象できるので一考の余地ありです。
チャリスとトークンは爆薬でまとめて見れます。
MOに限って言えば、持ち時間は意識しましょう。
エムラでデッキが修復しても、相手の勝ち手段を抜いて薄ければ時間で勝てることがあります。
孤独を抜くとトークンとミシュランが打点になるので、RIPされてても水難が機能します。
・Blink(5.3%)
ヨーリオンと忍耐のコラボ(白目)
基本的にメイン取れてもサイド無理無理ですが、MOなら時間稼ぐのもワンチャン…
言うまでもなく忍耐3テフェを最優先で抜きます。
次点は永遠の証人や儚い存在。
なるべくリソース勝負に負けないようにします。
プッシュが効きにくいので除去が減ります。
枠の関係で滅びは1枚程度しか採用できないので、打つタイミングは慎重に。
・Amulet Titan
フィニッシュが増えて面倒になりました。
外科的ではドライアドかカーン辺りを優先して抜きたい。
最悪なのは、カーン、忍耐、コジレック(またはガイア)の三重苦。
ランタンを置きながらカーンと忍耐を根絶でなんとか…。
ランタンを秘匿しておくと出たときの誘発で仕事するのは覚えておいても良いかもしれません。
・5c Omth
白日ともいう。
ソーサリータイミングとはいえ、忍耐をサーチできるのは厄介で、テフェリーやヴァルキーは触りにくいのでやりにくい相手。
ヴァラクートから即死が見えるので、ドライアドは真っ先に抜きたい。
・Death's Shadow
ぶっちゃけそんなに多いかと思うデッキ。
と当時は思ってたけどメチャクチャ増えたデッキ。
打ち消しは主に水難なので、水難を抜きます。
あとはラフターすれば半分くらい削れますが、ハンデスが来るのでトップから直接引くか、御心や没入が重要になります。
生物が1~2マナに偏っているのでサイド後は爆薬で流したいところ。
色が難しいデッキなので、幽霊街で土地を狙うことも忘れないように。
・Jund
クラシックかサーガで全然相性が違うデッキ。
クラシックだとカードパワーから不利がつきますが、最近は基本サーガ中心だと思ってるのでラフターの関係で微有利だと思います。
基本的にはデスシャドウと変わらないですが、打消しがなくてウルザの物語でサーチするので楽です。
・Crashing Footfalls
忍耐…。
水難で打ち消すか外科的で抜かないと基本的に3tでトークン出てきます。
後手はキツいし、先手でも洞窟でキツい。
逆にサイさえ抜ければ遅いので、全然勝ち目はある。
あと忍耐。
月をケアしながら動かないと詰むのと、摘出は否定の力ケアで相手の2T目アップキープに動くことも忘れずに。
打消し、忍耐、サイに対応できる根絶はかなり重要。
・Reanimator
適切なタイミングでハンデスされなければ大丈夫。
サイドから墓地対策10枚程度あるので全部盛りします。
僧侶がいるかどうかでプッシュを残すかどうか変わります。
・Rakdos Midrange(2.4%)
ルールスやったー!から絶望する相手。
墓地修復はないけど、月とハンデスが刺さります。
ついでにクロクサがキツいので、メインの乱入と外科的はクロクサをケアで。
マナ域は1~2マナなので爆薬。
墓地は出たときにクロクサ、全追放で媒介者をケアできる用にランタンを優先。
・Mono-Green Tron(2.2%)
構築によって超有利~微有利になる相手。
キーポイントは4カーン。
ランタンを無力化されて霊薬、エムラだとかなり厳しい。
逆に4カーンがなければエムラくらいなので、場合によってはトロン土地よりもカーンから抜きます。
・Yawgmoth(1.8%)
かなり難しい相手。
正直、紙ではやりたくない。
根絶のタイミングがシビアなので、優先権を確認すると忍耐される可能性があるジレンマ。
ヨーグモスはリソースで勝てなくなるので最優先で抜く。
あとは単純なビートになるので、滅びやルールスとカニの無限ブロックで対応していく感じ。
ラフターが良い感じに追放してくれるととても嬉しい。
・Prowess(1.7%)
ぶっちゃけそんなに多いかと思うデッキその2。
ハンマーと同じで細かなブロックと除去が重要。
今回の記事は以上となります。最後までお読みいただきありがとうございました。
よいLO生活を。
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