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生涯で忘れられない恋



私の想い人について

今も時に思い出し逢いたい気持ちと叶わない辛さがやって来ます

夢に見ることも
その日は1日何も手に付かなくなるほどに切なさを感じます。




出会い

高校時代  所属する部活を探していた自分
中学まで励んだ野球は色々あって距離を置きたくなっており

次に目に止まったのは弓道部

そこで彼女を見かけます

すらっとした長身と綺麗な髪に釘づけになっていました。
(袴姿が美しかったんです!形容しがたいくらい)

名前は「麻美」さん
はにかんだような照れたような笑顔もとても素敵でした。


クラスは二つ隣
そこは学年いちキラキラした男女が集う場所でした。
彼女は控えめながら誰より輝いて見えました。

思春期男子の入部理由としてあまりにもベタですが迷わずここに入る決心をしたのです。





入部〜その後

彼女は弓道経験者
一方自分は初心者
先輩方の温かくも厳しいご指導でこの道の楽しさに気づき、いつの間にか腕前も上達していました。

ただ調子に乗るとすぐ慢心するのが私の悪い点
少し周りより上手くなっただけなのにいつしか鍛錬を忘れ練習にも身が入らなくなります。

結果弓を引き切った後狙いを定め、両腕の力を均一化する為の時間を保てなくなる
=専門用語で早気(はやけ)
いわゆるイップスに陥りあっという間に絶不調に転落
何とかレギュラーに戻りたいと挽回を図りますがそれも叶わず三年間を終えます。




告白と失恋

そんな状態でも恋心だけはしっかり育み続けていた自分。

生涯ただ一度この時は胸が痛くなる感覚を味わいました
「あ、胸が痛いって本当になるんだ」って実感がおかしくも苦しくもあり

(後になって当時の彼女にそれを言ったら私には痛めてないの?と詰られました…)

伝えるべきか迷いましたが仲の良い同じ部の女友達の協力を得て想いを伝えます。


結果は玉砕


そう、負け戦は承知の上。
今思えば当たり前の帰結でした。
でも想いを伝えられて良かったと今でも思います。



MVの唐田えりかさん ポニーテール姿が彼女とシンクロしてしまいます。




高校卒業 別れと再会

私は大学進学で名古屋へ 彼女は東京へ出て行きました。



もう会うこともないのかなと思いきや、故郷へ帰省した際には女友達に混ざり花火を見に行くにも彼女の姿がありました。
(地元飯田はお盆時期 毎日どこかで花火が上がるんです)



地元の大好きなところですね

♪遠くから 胸震わす 音が響いてくる

変わらず元気そうでより一層魅力を増す彼女の姿に胸が高鳴りました。




就職


私はその頃から大学で出会った女性Aさんと交際を始めていました。
(今の妻です)


しかし図らずも大学卒業後の就職先で東京へ赴任することとなり遠距離恋愛に

互いの会えない時間と寂しさを埋めるようにいつしか別の異性とも会う時間が出てきます。


不実とは思いながらも麻美さんに逢いたい気持ちはまだ残っていました。


彼女の仕事場所だった高田馬場近くに仕事終わりで来た時には二人もしくは共通の友人と3人で飲みに行ったり

まさにこの曲の感じでした。聴くと当時が甦ります。



神楽坂で会ってお酒を飲んで、彼女を地下鉄の駅まで送り
満面の笑みで「またね!」って手を振ってくれた姿


もう会えないなら最後に強く優しく抱きしめたかった
<そこにある最後を人はいつもあっけなく見過ごしてしまうものです>


一生忘れないし忘れたくない


でももう会うすべもない


元気でいるだろうか?


自分と同じように誰かと家庭を築き幸せでいるだろうか?


そうだったら嬉しいしきっとそうだと強く強く思い ただ願う

伝えたい
「あなたに出会えて幸せだった」

拙い言葉だったけど
「想いを伝えさせてくれてありがとう」って

高校時代に無謀な告白をしてきた冴えない男子がいたな
なんて時々でも思い出してくれたら嬉しい。

いつかまた逢おう
このnoteを一緒に笑って読んで欲しい



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