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AIを使う人、AIに使われる人

ti.ti.taです。
自作PCやらゲームやらにハマっていたのでこちらがご無沙汰になっておりました。
ゲームの話はまた今度にして、今回はAIの話です。

ChatGPTが世を賑わせてから久しく、だいぶ世の中にAI(とくにジェネレーティブAI)が浸透してきたような気がします。

そんな昨今ですが、浸透してきたがゆえに色々と問題も出ていますが、そのあたりについて所感をまとめて置きたいと思います。

結論

(今のところ、)AIはまだまだ万能ではないよ
嘘を嘘と見抜けない人は生成AIを使いこなせないよ
でも、すでに生成AIは日常生活の一部になっているよ

では、いつもの通り結論までの過程を書いていきます。
お時間あればお付き合いください。


分析

2つ事例をあげて、問題点を分析をしてみたいと思います。

事例1. インターンシップ生が社内でChatGPTを利用して注意を受けた

この事例から考えられる問題点はなんでしょうか。

・ChatGPTに頼ってインターンシップをこなそうとするなんて!
・自分の頭で考えなさい!情報リテラシーがなっとらん!
というのはちょっと安直ですよね。

この場合は学生よりも企業側が、
「ChatGPTを利用してはいけないという社内ルールを事前に周知していない」こと
が最たる問題でしょう。

理由は明確で、ChatGPTは今や当たり前のように利用できるツールの1つとなっています。
特に、デジタルネイティブ世代はGoogle検索と同レベルに利用している可能性もあるでしょう。
自分で頑張って検索しなくてよい辺り、GoogleよりもChatGPTのほうが利用頻度高いまであり得ます。

つまり、企業側はその前提でインターンシップ生(ないしは新入社員)を教育する必要があるということです。

なお、そのインターンシップ生がChatGPTを使いこなせているかどうかはまた別問題です。

事例2. 弁護士がChatGPTの出力結果を司法の場に(そのまま)持ち込んでしまった

医療でもにたような話出始めていますね。
この場合の問題は、
「ChatGPTをはじめとするジェネレーティブAIの仕組みが理解できていない」こと
ではないかと思われます。

原則、ChatGPTの応答を鵜呑みにしてはいけません。
鵜呑みにしてはいけません(大事なことなので2回言いました)

ChatGPTはじめ、昨今の生成AIは
・その回答精度がかなり高い
・さも正しそうに応答する
がために、全ての疑問に答えてくれる万能AIのような認識をされてしまうことがあります。

が、昨今のジェネレーティブAIも、これまでの機械学習AIと根本的な仕組みは変わっていません。

ざっくり言うと、
入力された質問に対し、確率的に高いと思われる回答をする
という作りです。

つまり、確率論であるため、間違いも回答します。
ここが理解できていないと、誤った利用をしてしまいます。

特に専門性の高い分野は、応答が正しいかどうか判断できるスキルが重要になりますね。

考察

上記2つの事例から、今後の発展として
・自然にAIが日常に溶け込んでくる(使っているのが当たり前)
・AIのファクトチェックが強化されていく
・一方でフェイクを生成するAIも増えていく(イタチごっこ)
のではないかと考えられます。

まとめ

急発展してしまって人類のほうが追いついていない感がありますが、
そもそも、AIは万能ではありません。

例えば、医者も先生も時には間違うこともありますよね。
世の中(特にインターネット)に”絶対”はありません。
そういうものだと思って、AIとも付き合っていきましょう。

使い方さえ分かれば、良きパートナーなのです。

余談

ChatGPTが学生の間でネイティブなツールになっているとすると、
「生成AIが利用できない(禁止している)企業」というだけで就職の候補から外れる時代が遠からず訪れそうですね。

恐ろしい時代になったなーとは思いますが、
例えば、
「うちは業務でGoogle検索禁止だと公言している会社」
だと考えると、俄然現実味があります。

ただ、検索然り、AI然り、SNS然り、
結局はリテラシーだよね、と。


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