お母さんのご飯を思い返してみる

懐かしき母の味

母がコロナで亡くなって8月6日で2年になる
コロナだから亡骸には会えず。私もコロナを患っていた
そのコロナがどこから来たものかは不明。私かもしれないし、コロナ患者が出たデイケアセンターかもしれない。

亡くなってから言っても仕方ないこと
母は最後まで生きようと頑張ってくれたと思うし
感謝しかない。

関係ないけど、たまに夢に出てきてくれる
夢だから会話なんて成立しないけどそれでもうれしいもの
人は誰も亡くなるし、私もいずれ亡くなる

思えば、母には兄と共に迷惑しかけなかった
怒ってなければいいな。振り返ったら嫌な人生だったかもしれない
父はアル中でそれでも仕事を頑張っていて、母にも暴力を振るったこともあった。まぁ昭和という時代がなせることか。今となってはあの世で母に謝っているはず

個人的にはまぁ言葉遣いも悪いし、ケガばかりしていたからずっと心配かけていたし、お金もかけていた。それでいて、親孝行ではないのだから、本当に申し訳ない。

話がそれてしまった。2年も経つとというか、痴呆になってからだから、母の手料理を食べたのは10年以上前かな。世間的にはどうかはわからないけど、私は母の料理が大好きだったし、美味しかった。
洋食レストランで働いてる時に学んだというハンバーグは特においしかったな。つなぎにパン粉ではなく食パンを使うんだけど、その味になれてしまったから、なつかしいという気持ちもある

おもしろいなというのはみりんを使う人ではなかったこと
なぜ使わなかったのかはわからないけれど
お味噌汁は必ず鰹節から出汁を取っていたな
野菜炒めに煮物、グラタン、ナポリタン、お雑煮などなど
まぁ、母の料理って当たり前だけど、レシピなんて残ってないから
一人暮らしのワタシは、なんとかあの味に近づけたいと料理を作ってみたりする

死ぬ前に言いたかったな。
ありがとうって。

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