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人の「大喜利について思うこと」を読む3

こんにちは、木曜屋です。

お便りコーナーの3回目です。今後もどんどん送ってくださいませ。

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チンピラにカツアゲされるならまだしも、チンピラに大喜利で負けたら最悪だな、とたまに考えます。そして、チンピラだから自分より大喜利が弱いに決まってる!というのは自分の弱さからくる偏見だと反省します。
このチンピラにはイケメンや足が速い人、DaiGoなどを代入できます。

スーカミマンさん

カツアゲも最悪ですけどね。ただの恐喝事件ですから。

チンピラとか、不良など、自分の中にある鬱憤を暴力で晴らしてしまう人たちこそ、大喜利とかをやってほしいなあと思います。迫りくる日常に対し、非日常で対抗する、それが大喜利であり、その非日常は暴力という、人を気付つける行為でないと必ずしもいけないわけではないはず。

イケメンも、足が速い人も、生まれつきのところもあるとは思いますが、多くはオシャレやトレーニングなど、日々の努力で培われたもののはずで、目標に向かって進む才能のある人は、大喜利でもなんでも上手くなります。DaiGoさんなんて、その典型でしょう。メンタリズムも使えますし、本気出されたらめちゃくちゃ強くなると思います。

チンピラとメンタリストこそ大喜利をやれ!

017
ネタボケライフや大喜利登竜門で割と上位の人が、大喜利初心者が多く参加する大会・サイトのことを"ぬるい"と言っているのをたまに見る。お題からかなり近い回答ばかり集まる大喜利では満足出来ないというのは分からなくはないけど、娯楽として大喜利を楽しんでる時にそういう声を耳にすると少しチクッとする

匿名

そういう声はどこで見るんでしょうね。ネットの掲示板やTwitterでしょうかね。
大喜利登竜門というサイトはあまり詳しくないのですが、ネタボケライフは私もよく参加していました。1位も5回取ったことがあります、えへん。ネタボケライフの私の印象は「わけわからん」というもので、どういう意味か分からない回答が上位のことも良くありました(それでも、10位以内は面白いと思う回答が多かった)。自分の順位が悪いときは「くやしー」と思ったりもしましたが、それでも私は楽しく参加していました。

それはさておき、この話はどう考えたらいいものやら。私も人の回答を見て「ぬるい」に近い、「浅い」と思うことは、申し訳ないですが、あります。それは、何度もどこかで見たことがあったり、新しさや独自性が感じられない回答に対して思います。私も「ぬるい」という言葉に棘を感じますが、私が何か言えた立場ではないのかもしれませんねえ。たすけてー!

「ぬるい」のも、その反対の「あつい」のも、どちらが偉いとか、上だとか、本当にその認識はあっているのかというのが、私の中で答えがちょっと出せないですね。なんか、熱い風呂の方が、ぬるい風呂よりも価値が上だという感覚は、かなり違和感を感じるのですが~、とお風呂に例えて話したりできないかと思ったのですが、さっき言ったように、私が回答の意味を理解できない状態なので、あまり結論めいたことも言えないですね。誰か助けてー!

私の中で整理がついて、機会があれば、どこかで答えられるかもしれません。久しぶりにネタボケライフを開いたら、すっかり忘れていた、前回参加したお題の結果が出ていました。7位はうれしい。

018
僕は女子大生なんですが、エロティックなお題が苦手です。そういうお題が出た時、どうすれば良いでしょうか。

卒業さん

卒業さんのことを私は知っているので言わせていただきますが、なにしてるんですか……。この人は、ただのおもしろおじさんです。

女性に限った話ではないですが、エロティックなお題が苦手だったり、合わなかったりする人は一定数いると思います。私は、誰でも参加でき、誰が来るかわからない会でエロお題を出すことには抵抗があります。素性もよく知らない人々とエロいことを言い合うというのは、ちょっと異常かなと思います。そういう異常なことをするのが大喜利というものなのですが、それを会に参加している人にどれだけ共有できているのかが重要ですね。

さて、回答者としての話ですが、答えたくない場合は答えなくていいのではというのが私の考えです。何にエロを見出すかは人によりますし、「こんな髪型は嫌だ」みたいなお題に「髪の毛はエロいだろ!」というようなものまでは対処できませんが、一般的にエロとされているものは、出題者側が配慮すべきだと思います。

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タブーな回答やお題の線引きはどこにありますか?

桃山ももたろう

先ほどと似た話になりますが、明確な線引きはかなり難しいでしょうね。

まず、回答の話ですが、これには私は「大喜利」としてのタブーはないと思っています。一般的な社会において「そんなことは言ってはいけないだろ!」ということはたくさんあると思います。しかし、それを言ってしまうという面白さもありますし、それも大喜利の回答のひとつだと思います。それは、大喜利の回答者の権利であり、誰かがそれを止めることはできない。これは、そういう回答を許しているわけではなく、大喜利としてはという話で、大喜利にはそれを縛る力はないと言ったほうが良いですかね。それをするのは社会だったり、倫理だったりであり、大喜利の役割ではない。これはお笑い全般に対しても同じように私は思っています。

お題に関しては、こちらの記事の⑥に書いているので、読んでみてください。


020
お題の得意不得意はなぜ生まれてしまうのでしょうか 要素の知識差以外での要因はあるのでしょうか

匿名ちゃん

お題の要素の知識差が、大喜利の得意不得意に大きく関わっているかが、私にはまず疑問です。たしかに、自分だけがまったく何も知らない場合はめちゃくちゃ不利でしょうけれど(野球でバットを知らないレベル)、多くのものの知識さがあるのは当たり前で、それは回答者と観客にも有り、ちょっとマニアックな回答をしても伝わらない人には伝わらないので、そこはフラットなのではないでしょうか。ただ、知識があるというのは、そのものに慣れ親しんでいるということでもあるので、イメージがしやすく回答にもリアルさや奥行きを持たせることが容易になります。そういう意味では知識がある方が有利ですね。

要素の知識差以外での要因ということですが、セリフで答えるお題、文章で答えるお題、川柳やカルタなど文章に制限があるお題など、お題にもバリエーションがありますし、合う、合わないは個人個人であるでしょう。あと、これはいつか記事に書こうと思っていたのですが、お題には「お題の文章に応じるだけで面白くなるお題」と「自分で面白さを作らなければならないお題」のふたつがあります。

(例)
①ラーメン屋さんみたいな警察官「○○○○」
②警察官「そこの車とまりなさい、○○○○」

①の場合は、ラーメン屋さんみたいな警察官が言いそうなことを答えればそれでよいですが、②の場合、本当に警官が言いそうなことを答えるだけでは、面白い回答にはなりません。つまり「大喜利の回答として答える」「面白いことを言ってください」という裏のテーマが隠れているのです。もちろん、①にも面白いことを言うというテーマはあるのですが、②の方がよりその濃度が濃いとでも言いますか、面白い回答を自分で作りあげなければいけません。①も②も得意不得意があると思いますが、②の方が難易度は高いという印象があります。

021
大喜利のために身につけておくべき教養などありますでしょうか

匿名ちゃん

多様性の世の中で、人の知識の幅もどんどんバラバラになってきました。その中でもほぼ全員が知っているものといえば、義務教育で教えられることです。小学校、中学校で学んだことはかなり強い武器となると思います。

あと、新聞の一面やネットニュースの最初に載っているものは、知っていて損はないかなと思います。今の総理大臣が岸田文雄であることや、去年のワールドカップで日本がドイツに勝ったことくらいは知っておいても良いのではないでしょうか。

022
スベることへの恐怖とどう戦っていらっしゃいますか?

匿名ちゃん

全然、まったく戦えていません。私が大喜利を始めて5年目くらいでしょうか。急に回答でスベるのは怖くなってしまって、人に相談するほどだった時があります。相談した友人には「え、今?」と驚かれたことを覚えています。大阪駅の構内でした。それまで、大喜利の回答を出すことは、試合などのゲームに勝つための行動として、それがウケようがスベろうが、それはポイントや票に繋がるか否かだけのことでした。それが、歴を重ねて「もう5年もやってどうしようもない回答を出すわけにもいかないなあ」というプライドからくるプレッシャーが襲い掛かってくるようになりました。そのあと、何か克服するような感動エピソードがあれば話も締まるのですが、だらだらと「スベりたくないよ~」と思いながら5年が経ってしまいました。とほほ。

まあただ、スベることの要因というのは、結構いろいろあって、自分に要因があまりない場合もあるので、それを見極められれば、スベることに対して不要な恐怖は持たなくて良くなるのではないでしょうか。

023
大会形式の大喜利の話をする際にお題、運営、プレイヤーについての話は結構出るんですが意外と「どう審査したか」についての話題は出にくいように感じるので(審査員がその場にいないというケースも多々ありますが)もっと審査について色々お聞きしたいです。
個人的には特に、印象審査の『面白かった一人に投票』でどうしても二人から絞れない場合何を決定打にするかについて知りたいです。

番茶が飲みたいさん

わかります。私も人の審査の話を聞きたいですねえ。
加点審査の場合は、面白かったか否かしかないですね。
印象審査の場合は、面白かった回答を1点、とても面白かった回答を2点として、正の字でメモを取っています。会場のウケも参考にしていますね。

どうしても二人から絞れない場合ですが、私は、2問のバランスで考えることが多いですね。1問目が2点、2問目が3点の人と、1問目は0点で2問目が5点の人がいた場合、私は前者に票を入れる場合が多いです。まあ、めちゃくちゃにウケた1答があったりすると、それも判断に入れることはあります。


今回はここまで。また次回~。

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