2022.12.22ごろの日記

・喉痛からの発熱で、こりゃついにきたかと発熱外来に行ってその場で検査してもらったら、コロナもインフルも陰性で宇宙猫みたいな顔になりました。今この状況でそんなことある?
 ただ最近全く同じようなぶっ倒れ方をした先輩に連絡してたら「過労だよ。神様が休めと仰せだ」と言われて妙に納得する。
 今年は本当にきつい一年だった……。世の中の情勢がろくでもない方向に転げ落ちていくなか、暴風で吹き飛ばないようひたすら掘っ立て小屋を養生するような仕事に追われていた。
 体は悲鳴を上げ、感性はすり減って鈍り、それでもかすかに残ったなけなしの、意地と区別のつかない創作意欲が、死んでたまるかとうずくまっている。
 週3日勤務にして残りの日で育児や別の仕事をやるような生活をできないものだろうか、などと最近よく思う。

・そろそろ今年のまとめ的なことを書く時期だけど何があったっけ……?
 創作的には『スーパーはもう氷河期』を出して、「浦島さんによると世界は」がかぐプラに掲載&『貝楼諸島へ』に収録されたくらいだろうか。前者はともかく後者はたいへんありがたいことでした。
 他には……何もないな……。戦争で混乱していた精神を鎮めるためにひたすらエルデンリングプレイ日記を書き飛ばしまくって途中でゲーム自体に挫折して終了、という実に冴えない黒歴史がまた増えたのみか……。
 いくらなんでも物量的に少ないので来年はもうちょいがんばる予定です。がんばる予定が少し入ってきていたりもしますし、新しい短編集を出したいなとも思っとります。いつも思ってばかりいます。

・価値判断を下すスピードを意識的に遅くしていきたい。自分の人生に起こるだいたいのことの良し悪しは5年後くらいでないと判断できないような気がする。
 でもすぐに判断して表明できる人の胆力というか思い切りを羨ましく思う気持ちもけっこうある。世の中で起こっていることについても、いつもそれを考えているうちに、誰かの言葉が先に目に入って、この人が言うならそうなんだろうな、と思っていったん止まってしまうことがほとんどなので。
 あほになりきらないためにもゆっくり考えたいんだけど、もっと賢くて速い人の言葉がさっさと自分を追い抜いていく。でもまあ、そういう人間のために小説があったりもする。

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