サークル名何にするのか問題(60日目)

こないだ行ってきたおかあさんといっしょスペシャルステージの話でもしようか……。
やっぱやめるか……。
なんか全くしゃべる気が起きないな……。
ごはんがおいしく、猫と娘はかわいい……。
仕事は淡々とめんどくさい……。
夏は暑い……。
それでいいじゃないか……。

よくない。
そんな場合ではないのだ。
そろそろ文学フリマのサークル名を決めなければいけないのだ。

仮登録では「わかめ書房」になっている。
なんでわかめ書房になったのかあまり思い出せない。なんでだっけ。
神楽坂のかもめブックス(いい本屋ですよね)を異世界もしくは北区に放り込んだらどんな屋号になるか、とか考えたんだっけ。わからん。
このまま放っておくとマジでわかめ書房のおじさんとして、わかめ書房という文字が奥付などに踊る本を手売りすることになるわけで、それはなんとなくどうかと思い始めた。

妻に相談したら「伊藤螺子という人が書いた本を売ってるとわかる名前でいいじゃん、伊藤屋とか螺子書房とか」と言うがおれはイヤなのさ……(35の夜)。

今の自分がモヤっとしているのは「わかめ」の部分ではなく「書房」の部分なのですよ。
「◯◯書房」「書肆◯◯」「◯◯文庫」「◯◯工房」「◯◯屋」「◯◯亭」「◯◯堂」「◯◯庵」など、職人感やら目利きの店感を醸し出すワードを全力で避けたい気分になっているんですよ。
なんかかえっていかにも同人サークルっぽいというか……いやどこから見ても同人サークルなんだけどさ……。

ではわかめは生かすのかというと別にわかめである必要は感じないのだった。
三十余年の人生を振り返っても特段わかめに執着を抱いたことはないし……。

なんか架空のバンド名つけるみたいにやりたくないですか。出る本はそのバンドの架空のアルバムみたいなもんで。
架空の。
それを言ったら同人サークルって架空の出版社みたいなものではあるんですけど。
架空の何かの名前にしたいですね。
架空のホテル、架空のスーパーマーケット、架空のテレビゲーム、架空の暴走族、架空の島、架空の鉄道、架空の子供番組、架空の玩具メーカー、架空の恋人。

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