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《全てを見通す者、アテムシス》EDHデッキ紹介

はじめに

 皆さん、突然ですが《全てを見通す者、アテムシス》というカードをご存じですか?

これがアテムシス。大きな翼としなやかなフォルムが美しい。


 このカードは基本セット2020で登場した6マナ(4/5)の伝説のスフィンクスです。アテムシスは対戦相手にダメージを与えるたびに手札を公開し、6通り以上のマナ総量のカードが公開されるとその対戦相手を敗北させるというユニークな能力を持っています。
 今回は現在使っているアテムシスのデッキ解説をしていきたいと思います。
 

デッキリスト

・統率者
 全てを見通す者、アテムシス

・0マナ(35枚)
 島×25枚
 沸騰する小湖
 溢れかえる岸辺
 霧深い雨林
 汚染された三角州
 聖遺の塔
 天上都市、大田原
 ならず者の道
 否定の契約
 魔力の墓所
 宝石の睡蓮

・1マナ(12枚)
 神秘の教示者
 急速混成
 猿術
 渦巻く知識
 定業
 思案
 白鳥の歌
 太陽の指輪
 師範の占い独楽
 ヴィリジアンの長弓
 統率者の板金鎧
 Mystic Remora

・2マナ(13枚)
 タッサの神託者
 明日からの引き寄せ
 対抗呪文
 否定
 マナ吸収
 交錯の混乱
 物語の終わり
 サイクロンの裂け目
 秘儀の印鑑
 速足のブーツ
 稲妻のすね当て
 思考の器
 サファイアの大メダル

・3マナ(13枚)
 アボレスの落とし子
 幻の漂い
 粗石の魔導士
 大慌ての捜索
 発見への渇望
 加工
 意外な授かりもの
 一日のやり直し
 眷者の装飾品
 統率者の宝球
 ダークスティールの鋳塊
 リスティックの研究
 覆いを割く者、ナーセット

・4マナ(7枚)
 真面目な身代わり
 嘘か真か
 スランの発電機
 面晶体の記録庫
 発明的反復
 前知の場
 Thought Lash

・5マナ(7枚)
 星界の神、アールンド
 熟考漂い
 意志の力
 誤った指図
 霜帳の奇襲
 袖の下
 金粉の睡蓮

・6マナ(5枚)
 聖別されたスフィンクス
 時のらせん
 永劫のこだま
 願い与えの加護
 涙の氾濫

・7マナ(4枚)
 原初の潮流、ネザール
 秘儀の代理者
 海門修復
 主張

・8マナ(2枚)
 時を超えた探索
 宝船の巡航

・10マナ(1枚)
 暗記+記憶

デッキ解説

 デッキ内容は上記のとおりで、想定レベル帯は5~6程度を想定しています。デッキ内容としてはマナ総量が異なるカードが手札に必要なのでデッキ内のマナ総量をばらけさせるかつ、高マナのカードでもコスト軽減能力や代替コスト、サイクリングで腐りにくいようなカードを多く採用しています。アテムシス自体のカードパワーが低いので基本的にメインデッキでコントロール気味にロングゲームに持ち込むのが基本的な戦い方になります。
 理想的な戦い方としては、手札を大量に確保でき、アテムシスの条件を満たせる状況を作りつつ、盤面をコントロールしていき、場と手札が整ったところでアテムシスで殴りに行きます。
 前者は、軽いものは《Mystic Remora》から、重量級は《原初の潮流、ネザール》等でドローし、そこから打消しや《覆いを割く者、ナーセット》+「手札リセット系ドローカード」のコンボを使ってソフトロックをかける形になります。
 アテムシスでダメージを通しやすくするために取り回しやすい土地カードである《ならず者の道》を採用しています。また、アテムシスが与えていれば戦闘ダメージでなくてもいいのでティム能力を付与する《ヴィリジアンの長弓》も入れています。

カジュアルだと他人のクリーチャーにアンブロ付けて対戦相手を殴ってもらう政治もできる。

 このデッキの性質上、長時間ソフトロックがかかった状態で勝ちまで決めきれないことも多々あるので《タッサの神託者》+《Thought Lash》の二枚コンボを搭載しています。《前知の場》+《Thought Lash》から2枚コンボにつなぐこともできるので場が膠着した時にはこれで勝つこともあります。

アテムシスデッキの考察

 今回のデッキでは、基本的にはアテムシスで殴りに行く形でデッキを作成していますが、アテムシスの誘発条件はダメージを与えることなので、《ヴィリジアンの長弓》等のティム能力やデッキには入ってはいませんが、《活線の鞭》でも誘発します。

装備しているクリーチャーが呪文の対象になるたびに、2点を飛ばすことができる。

以前は《活線の鞭》と軽量オーラを複数枚デッキに入れて攻撃しなくてもアテムシスを誘発させることができるようにしていましたが、手札の要求枚数が多くなることや、デッキの枠を圧迫することからこの構築では採用していません。
 入れていませんが、マナ総量が比較的重く追加で殴りに行ける追加ターン呪文との相性も良いです。今の構築では1ターンに一人づつ倒すようにしているので脅威度が高い相手から倒してターンを渡しているのです、追加ターンを採用すれば手早くゲームを終わらせることができますし、相手にターンを渡さないので安心ですね。特に探査で最小3マナで打てるマナ総量11の《時間への侵入》はいいですね。もっと墓地を肥やすことができれば採用したいです。

墓地をもっと肥やせれば採用圏内だと思います。

 このデッキではアテムシスを安定して着地させたり、盤面を整えるために金額的に高めのカードが何枚か入っていますが、適当にマナファクトやサイクリング持ちの4マナ以上のカードを入れておいてもよいと思います。

1マナでサイクリングできる高マナカードとしておススメです。

総括

 アテムシスはそれ自身のカードパワーが高いとは言えませんが、唯一ともいえる能力を持っています。EDHというフォーマットの中では統率者を生かしたデッキを作るというのも一つの楽しみ方です。その点でアテムシスという統率者のデッキはとても個性的で面白いデッキを組むことができると思います。
 皆さんもこれを機にアテムシスのデッキを作ってみてはいかがでしょう。
 最後まで見ていただきありがとうございました。

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