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私の競馬史に残る最大の汚点

1990年12月23日、有馬記念。優勝オグリキャップ。
奇跡の復活劇で大団円を迎え、まだ若かった私は翌年の春だったか、1枚のCDを通販で購入することになる。

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「OGURICAP FOREVER」というCDだ。

いまと違ってメディアが発達していない時代。インターネットもなかったし、レース映像は自分で録画したものしか見れないような時代なので、過去のレースを手元に置いておく場合は、引退後に出る「全レース集」的なビデオを購入しなければならない頃の話。音声だけとはいえ、実況が全部入ってビデオより安い値段なら、買おうと思ったんですよね。

実況は全レース実況!と言っても直線だけだったりするけど、それでも振り返るには十分だったりする。このCD、オグリキャップの足音とか鼻息の音とかまで入っているマニア垂涎のものなんだけど、まあそれもブームだったので100歩譲って笑ってすまそう。

あれですよね、後悔なのはただ一点。
「このCD買ったことで、『オグリキャップの歌』に関わった安西美穂子に1円でも俺の金が渡ってしまった事」
これです。

昨今のブームでハルウララについて調べてみたファンは、ウィキペディアの大半が晩年のたらいまわしの酷さなどを綴っている事に「???」ってなっている人もいるかもしれません。

知らない人に簡単に説明すると、オグリキャップの歌(作詞のみ)で結構儲かると踏んで競馬界に住み着き、「厩舎へ帰ろう」とかでギャロップの連載を勝ち取り(誰も読んでなかった)、しばらくして消えたと思ったら唐突に儲かると踏んだのかハルウララの馬主になってグッズだ映画だディープインパクトと種付けだと騒ぎ立てて引退騒動となり、さすがに総スカンを食らった人、となります(長い)。

ハルウララも、安西美穂子が大好きだったヒシアマゾンの1番子のヒシアンデスも、安西美穂子が「ワタシがどうにかする!!」→「お金もうからないの?じゃあ、しーらない」と放置した(推測)けれど、いまは別の牧場で余生を過ごしているらしい。よかったよかった。

過去の自分に一通メールを送れるとしたら、中学3年の自分に「オグリキャップの歌のCDを買うな」と伝えたいと思います。

写真① ヒシアンデスのデビュー戦パドック
(何故か撮っていた。ヒシアマゾンのぬいぐるみを掲げながらパドックで頑張れって応援している女を見て、こいつ安西信者かよケッって思ってた)

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写真② 札幌競馬場に遠征したときに、たまたまオグリキャップが来る日だったので撮った。これはラッキーだった。

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写真③ 笠松競馬場のオグリキャップの像。日付:2001年1月1日 

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