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日記2 爺ちゃんのこと、タマのこと

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 ツイッターでこんな話を書いた時があって、ふとこの時のツイートを見て彼のことをつらつらと思い出したので書いておく。

 彼が『農家の長男』をやっていたのは主に定年後なのだが、孫だった私は生き生きとHOKKAIDOの都市部で働いていた時代の祖父の姿を一切知らず、農家の長男として本州の山奥の家に縛られていた姿しか知らない。ただ、どう見てもリベラル寄りの思想を持っているのに、まるでとってつけたような女性蔑視発言(ネットに書くと私まで燃えかねないレベル)を繰り返していたのが不思議だった。

 その発言は勿論私にも向けられていたのだが、私が彼に対して悪感情を持っていないというのも変な話だ。

 祖父は幼女時代の私に美味しいおやつを作ってくれる人だったし、ままごとで雑草を煮出して作ったお茶(※お茶ではない)を「孫のお前が作ってくれたものだから……」という理由で飲むという暴挙にも出ていたし、キンタマをつついて遊んでも怒らない人だったからかもしれない(キンタマつつきはマジギレしていいやつだったのではないかと思うのだが……)


 ──さて、そんなわけで、タマの話である。

 タマを触るという行為……これは人によってはとんでもない悪行であることは重々承知の上で行う話である。

 私のツイッターの男性フォロワーさんも、「もしも俺のキンタマを触るような女がいたら、どんなに親しい間柄であっても俺はその場でその女を殺してしまうかもしれない……」みたいなハードボイルドなことを言っていた。おそらく男性にとってのタマとは、十二国〇の麒麟にとってのツノみたいなものなのだろう。だとしたら怒るのも当然だ。麒麟のツノを触るなど無礼千万、その場で取り押さえられ後日処刑されても文句は言えない。

 デリケートな話題であるということは承知している。触りたくも触らせたくもない人がいることは承知している。承知しているのだが。

 それでも、他人には決して触らせられないものであっても、是非自分で触ってほしい。

 先月のことになる。

 私はとあるタマ的な事情により、大変なことになってしまっていた。全てはあっという間だった。その時に痛感したのだ。週一でタマを触って(あるいは触って貰って)大きさや硬さを確認しておくことは、とてもとても大事なことなのだ……と。

 さて、ここから先は事のあらましを一から十まで書きまくるので有料記事という形で制限を設けるが、「滅茶苦茶いろんな人に買って読んで欲しい」というよりは「誰か一人二人でいいから読んでこの数週間の間私に起きた出来事を共有してほしい」という理由で有料制限パートを作っただけなので、お見舞いの気持ちを下さる人は無理に記事を買ったりせず、是非ハートボタンを押して頂けると嬉しい。私はインターネットマジカルポイントが貰えるだけでもとても救われた気持ちになるので……。

 もし記事が購入されるようなことがあったら、頂いたお金はすべて今回タマで大変だった人にあげる予定だ。世間に流通している本の相場を考えると、たった数千文字の記事に対して数百円というのは決して、決してリーズナブルな価格ではない。何度も書くが、お見舞いの気持ちをくださる方はハートマークを押して下さるだけで十分だ。大事なお金は是非ちょっといい外食とかに使って欲しい。私はインターネットマジカルポイントが貰えるだけでもとても救われた気持ちになるので……。

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