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老後NISENNENMONDAI

気がつくと昔の漫画ばかり読んでいる。せいぜい中学生くらいまでに読んでいた漫画だ。あの頃のジャンプを毎週復刊してくれたら毎週買ってしまうのではないかと思う。同様に音楽もせいぜい20代前半くらいまでに聴いていたものばかり繰り返し聴いている。映画に関しては新しいものも観るが、それは古い映画の続きものだったりする。昔から古いもの好きというのはあって、自分が若い頃にも古い音楽や映画ばかり愉しんでいる人間はいた。そのころの古いものというのは60年代とかだったわけだが、そう考えると今90年代とか00年代のものばかり愉しむという嗜好はそう珍しいものではないのかもしれない。少し気がかりなのは、自分がさらに年老いたときにも変わらず同じものが愉しめるのだろうかということだ。結局のところ漫画でも音楽でも映画でも、かつて愉しんだ記憶があるものが自分にとっては最上等なものなのだ。かといって今、老後のために無理をして新しいものに触れるというのはまるで年金を払っているようでぞっとしないので、結局またドラゴンボールを読み返している。

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