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システム上、在庫数を正確に把握するには

在庫を正確に把握するには、
在庫に関わる全ての業務の把握と
その業務における商品数変化を正確に
把握することです。
今更ながらですが…

受注業務


システム上は、下記を考慮する
必要があります。
① 受注商品の納品予定日
 (出荷予定日)を把握
②「入荷予定」の同一商品の
  入荷予定日を把握
③「出荷予定」の同一商品の
  出荷予定日を把握
上記①~③の予定日を把握し、
・受注商品は納品可能か?
・該当日に在庫用品が存在
 しなければ、発注を行うのか?
以上、将来の在庫を踏まえて
受注することになります。

【注記】
定量発注、定期発注を行っている
商品は、「定期・定量発注」時の
納品予定日も考慮します。

入出荷業務


発注業務後の「入荷業務」、
納品業務前の「出荷業務」の把握
入荷:在庫数の増加
出荷:在庫数の減少
これが、在庫数に対する
基本的な流れですが、
これら以外にも「廃棄・返品」
など特殊な業務も在庫数に
影響します。
「廃棄・返品」につていては、
別途説明します。

入荷:「入荷伝票」に基づき入荷品を
          検品し、入庫後、 発注商品を
          システム上、入荷済とし、
          在庫に反映する
出荷:「出荷伝票」に基づき出荷品を
          検品し、 出庫後、 受注商品を
     システム上、出荷済とし、
     在庫に反映する

返品業務(入荷商品の返品)

下記事由により
仕入先からの入荷商品の返品が
生じることがあります。
・商品違い(注文間違い)
・数量違い(注文間違い)
・破損
これらに対して仕入先への
返品が発生します。

返品業務(出荷商品の返品)


下記事由により
顧客からの出荷商品の返品が
生じることがあります。
・商品違い(注文間違い)
・数量違い(注文間違い)
・破損
これらに対して自社への
返品が発生します。

廃棄業務


在庫商品において下記状況が
生じると、在庫商品の廃棄と
なります。
・消費期限間近
・モデルチェンジ
・保管中の破損
以上の商品は、
・廉価販売
・他業者にて引き取り
・他業者にて廃棄

在庫棚卸


以上の業務を間違いなく
行っていれば、実在庫数と
システム上在庫(管理在庫)に
差異が生じることはないですが、
下記状況が生じると
差異が生じます。
・人的間違い
 (人ですから、実数と入力の
  ミスは生じます)
・盗難
【注意点】
 在庫棚卸の目的は、
 実在庫と管理在庫を把握し、
 管理在庫を実在庫に合わせる
 ことが目的です。
 「棚卸処理」を行うときは、
 下記業務の停止または、保留を
 行う必要がります。
・入荷処理
・出荷処理
・返品業務
・廃棄業務
※「廃棄業務」においては、
 このタイミングで、確認すると
 効率が良いですが、在庫品と
 廃棄予定品を区別し管理
 することが重要です。

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