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大型汎用機におけるプログラム言語変換準備

システム移行(コンバージョン、マイグレーション等)時の
プログラム言語変換の事前準備(調査項目)について解説します。
(移行元は、大型汎用機のCOBOL、PL/Iを想定しています、)

■制御言語(業務アプリケーション
 を制御するJCL等)調査項目
 1.資産棚卸(移行対象ソースの
   洗い出し)
 2.JOB制御命令(ジョブ単位の
   制御、管理情報)
 3.実行制御命令(プログラム実行、
   入出力割り当て 等)
 4.帳票関連定義(ページ行数、
   行単位文字数 等)
 5.ユーティリティプログラム
  (SORT、MERGE、COPY 等)
 6.業務プログラム実行箇所
  (COBOL、PL/I 等)

■業務プログラム言語(COBOL、PL/I、
 アセンブラ)調査項目
 1.資産棚卸(移行対象ソース、
   COPY句、INCLUDE句の洗い出し)
 2.ファイル、データベース割り当て
 3.帳票定義
 4.画面定義、DC操作
  (DCプログラムの場合)
 5.予約語、定義語、命令語
 6.変数(文字(ANK、DBCS)、
   数字(10進数、2進数)、ビット)
 7.数値変数(固定小数点、
   浮動小数点)
 8.文字編集(日付、通貨 等)
 9.構造体、配列に対する定義、
   操作
 10.実行時エラー判定、操作
 11.入出力命令(ファイルI/O、
   データベースSQL 等)
 12.条件判定
 13.処理ループ命令
 14.関数

■ファイル(JCL、業務プログラムと
 相互チェック)
 1.資産棚卸(移行対象ファイル)
 2. 種類(SAM、VSAM
   (KSDS、ESDS、RRDS)
 3.入出力命令
 4.世代管理(GDGファイル)

■データベース(JCL、
 業務プログラムと相互チェック)
 1.資産棚卸(移行対象データ
   ベース)
 2.データベースグループ、
   テーブル
 3.テーブルカラム
  (フィールド属性 等)
 4.テーブルインデックス、キー
 5.アクセス命令(SQL他、
   アクセス命令)
 6.ユーティリティ

■画面定義(DCプログラムの場合、
 業務プログラムと相互チェック)
 1.資産棚卸(移行対象画面)
 2,文字種類(ANK、DBCS、数字)
 3.文字書式(日付、時刻、通貨)
 4.文字修飾(色、下線、枠、反転、
   保護)
 5.入出力(入力、出力)
 6.カーソル位置

■DC定義情報
 1.対象トランザクション
 2.対象プログラム
 3.対象ファイル
 4.対象端末
 5.対象プリンタ






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