置き去りにしたものを
疲れた。
心が疲れた。頭が疲れた。
そう思うのも仕方ないのかもしれない。
ふと思った。
私は心を置き去りにして、体だけ、外皮だけ走って走って、『普通』にあろうと取り繕って……。
置き去りにされた心は栄養を与えられず、痩せ細り、細い糸でわずかに繋がっている体によって引きずられて傷だらけ、汚れまみれになってるんじゃないかしら。
いい加減、こんなに疲れきった置き去りの心をケアしなければ、もうやってられないのかもしれない。
置き去りにした心の元に戻って、ひとつひとつ汚れを落とし、傷に包帯や絆創膏を貼って、栄養を与えるのだ。
無視し続けられて自我を失った心に、『私』を見つけさせてあげたい。
……というかそうしないともう私は生きていけないだろうな。
インナーチャイルドを癒す、みたいなそういう感じ。
ひとつひとつ丁寧に、人形のように感情を失っているインナーチャイルドのケアをするのだ。生活サイクルを正して、自然に湧く感情を決して無視せずに……
他に何をすれば良いかなぁ?
ちょっとずつでも、生きやすい自分になりたいな。
そのために、置き去りにしたものを今こそ振り返って、見つめ直そうと思う。
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