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渋谷すばるLIVE TOUR 2022「二歳と1328日」が最高だった話。

渋谷すばるLIVE TOUR 2022「二歳と1328日」全14公演が無事終了しましたね。

完走できてこんなに嬉しいと思ったツアーは初めてかもしれません。ファイナルには行けなかったのに、行かれた皆さんやすばるくん、バンドメンバーの投稿を見て泣きそうになりました。

レポートなんて大したものでもないんですが、ちょくちょく書き溜めていたメモや自分のツイートをまとめてみます。


シンプルに言うと、本当に楽しくていいツアーでした。できることならもっとたくさん入りたかった…!
私が入れたのは、名古屋1日目・2日目、大阪1日目の3公演でした。

席と見え方はこんな感じ↓

・名古屋1日目(9/21)
1階10列  真ん中より少し下手側(鍵盤の本間さんの直線上)
新幹線の人身事故に巻き込まれて30分遅刻しました…。入れたのは7曲目からです。2日目の席がヤバかったので上書きされたのか、この日のことはあまり覚えてません…。

・名古屋2日目(9/22)
1階2列  2列目と言う名の最前列で、下手側の端から5番目くらい。ベースの安達さんが目の前。
最初はソワソワして落ち着かなかったけど、しばらくしたら開き直ってすばるくんを見つめまくって全力で楽しんでました。息継ぎのときに下手側を見る癖があるので、いちいち目が合ってる気がしました。
MCのお誕生日の下りで恥ずかしそうにしてるのが可愛すぎました。

・大阪1日目(11/5)
スタンドM10列
またまた下手側。アリーナが見渡せる席で、皆が手を振り上げて盛り上がってるのが見られてとても壮観でした。

セトリはこんな感じ↓

ぼくのうた
BUTT
これ
アナグラ生活
来ないで
レコード

Noise (+鍵盤)
さられ (+ギター)
水 (+ベース)
ライオン (+ドラム)

MC 

ぼーにんげん
きになる
ワレワレハニンゲンダ
爆音
ないしょダンス
7月5日

アンコール
ステア(新曲)
風のうた
たかぶる

全体的に印象的だった点

ギターボーカルが割と多め

最近ギターを持つことが少なくなっていたので、ここでまたギターを持ってきたのが意外でした。ギターボーカル、ブルースハープ+ボーカル、ボーカルのみの3パターンがバランスよくあるとパフォーマンスのバリエーションが豊かになって、見ていて面白いですね。

割り振りとしては、記憶が正しければ
ギターボーカル6曲
ブルースハープ8曲
ボーカルのみ7曲
といった感じでした。同じ編成をまとめてやるのではなくて、3種それぞれが色んなとこに散りばめられていました。転換のことを考えるとまとめちゃった方が楽なんでしょうが、飽きさせないように敢えてそうしたのかなという気がします。

曲間の埋め方がよく工夫されていた

色んな編成があるので曲間の転換が頻繁にあるのですが、すかさずにスタッフさんがギターを渡したり、長めのイントロを入れたりして、曲間の静寂によって熱量が落ち着いてしまうということが全くありませんでした。
逆に、「塊」やバンドメンバー1人ずつとのセッションのときみたいに、静寂から始まった方が映えるような曲のときは適度に間を空けていて、それも良かったです。

とにかくみんなノリが良い!

「それぞれのやり方で楽しんでってくれ!」
というBUTTの時の煽りのまんま、お客さんもすばるくんもバンドメンバーも、決まったやり方をなぞるのではなくて、それぞれが思うままに音を楽しんで動いてるのがすごく壮観でした。それが時に、偶発的に同じ動きになって一体感を生み出すのも良かったです。
日本のアーティストのライブって、最初から最後までみんながずっと同じ動きをしているのを良しとしてる雰囲気があって、もっと色んな楽しみ方していいのにな〜と常々思ってたので、個人的にもすごく嬉しい光景でした。


曲ごとの感想だったり、オタクの叫びだったり

書いた時期がバラバラだからなのか、ライブ中の私がこういう精神状態なのか…真面目に音楽的分析をしているかと思いきや突然語彙力0になったり、情緒不安定です。
私の気力と記憶の問題で、全曲ではないです。どの公演のことか明記するときは、名古屋1日目は9/21、2日目は9/22、大阪1日目は11/5、と日付で書いてあります。

ぼくのうた

スタッフさんからギターを受け取り、すばるくんのギターでライブがスタート。これが私的にはすごく意外でした。ぼくのうた はNEEDのオンラインライブの時にボーカルのみになって、babu会ではブルースハープが入って…と、どんどんアレンジが変わっていった曲。これからも変化していくのかなと思ってたら、まさかの、今回は「二歳」のときと同じ編成。完走出来なかったツアーで置いてきたものを回収するような演出に心が熱くなりました。




いつも思うんですが、この曲って全くの静寂からいきなりアカペラで始まるの本当すごいと思う。なぜキーが全くズレないのか不思議でなりません。最初の音が完全に脳内に記憶されてるってことなのか、前の曲の最後の音から音程をなんとなく拾ってるのか…。
9/22に最前列で見てても何も音を出してる様子がなくて、びっくりでした。無音の中からあの力強い歌声だけで始まるから、ここまで引き込まれるんだと思う。11/5はいつもより歌い出しのテンポがゆっくりめで、その分表現が緻密でより感情がこもってる感じでした。ピアノとドラムがすばるくんのテンポに合わせて演奏している様子がよく見えました。
アウトロでバンドメンバーの演奏に合わせて、くるくると自由に踊ってるときの指先の形がすごく綺麗で、さすが長年ダンスやってきた人だなーと思いました。 

Noise

鍵盤の本間さんとのセッション。
キーボードソロを挟んで、そのままの流れで始まったので初参加の9/21はまさかこの曲が来るとは思わず、ちょっと声出そうになりました。
NEEDの収録曲なのに、オンラインライブで歌われなかった曲。静かな曲の時の繊細で優しい歌声が好きなので、今回聴けて本当に良かった。本間さんのキーボードの音色がすばるくんの声色に絶妙にマッチしていて、心地よかったです。

さられ

ギターの新井さんとのセッション。
ギターと歌だけなのに、ドラムがいるみたいに拍が聴こえてきました。特に11/5では2人でキメるところがばっちり合っていて気持ちよかったです。あの細かいリフの中で合わせられるのすごいと思う。2人ともリズム感が抜群にいい。
声の圧力が強くて、どこまでも遠くに飛んでいきそうでした。どこまで行くんだろう、と思って9/21ではずっと会場の天井を見上げて聞いてました。
「大きな声で 大きな音で世界を鳴らせ」という歌詞の通り、会場全体に声を轟かせるような歌い方でした。歌もギターも音色がバリバリとして力強く、何にも縛られず真っ直ぐ進んでいく感じがしてかっこよかったです。



ベースの安達さんとのセッション。
冒頭のブルースハープの音が鯨やイルカの鳴き声みたいで、雨水が海まで流れ着くとこをイメージして聞いてました。すごく幻想的で癒されました。9/22では2人で合わせて入るところで安達さんが「せーの!」ってカウントしてるのが聞こえました。意外とかわいいカウントでした。
最後の「それぞれ」「どれどれ」の語尾がフォールして下がっていくのが気持ち良かったです。ふっと力が抜けたように下がるのではなくて、推進力を失わずに徐々になだらかに下りていく感じが良かった。繊細だけど力強くて、すばるくんらしい表現だなと思いました。

ライオン

ドラムの茂木さんとのセッション。
二歳のツアー以来のライオンはめちゃくちゃエモかった。すばるくんのギターボーカルの間を埋めるように、即興的にランダムな感じでドラムを入れる茂木さん。めちゃくちゃかっこいい。イヤモニも同期もなしでやってるからこそできるセッションですね。
そこから段々とリズムが変わっていって、1曲の中でここまで色々できるのかと口をあんぐりしているうちに、最後に他のバンドメンバーも入ってきて、暗かった照明がパッと明るくなってバンド全体を照らす。私には「全てを手放してたどり着いたのが、今のバンドの形なんだ」というのを体現しているように見えました。

ぼーにんげん

11/5では、みんなが曲を聴き込んできているのでノリ方が掴めてきた感じがあり、すごく一体感がありました。「何も喋らなくても 楽しくないわけじゃない 言葉が途切れ途切れ 別に意味はない」って冒頭の歌詞が、あのぎこちないMCの後だとぴったりハマってて「そうだよね〜分かってるよ!」とニコニコで手拍子してました☺︎ 
間奏のわちゃわちゃ感も堪らない曲です。9/22では間奏で大股で「変なおじさん」みたいな動きをして踊ってるのが見られました。イントロでも音に当てて変な動きして遊んでた。子どもみたいに音と全力で戯れるすばるくん。無邪な笑顔が見られて嬉しかったです。


きになる

9/22では、目の前で茂木さんと安達さんのぶつかり稽古(言い方)が見られて感激でした。2人のパフォーマンスがめちゃくちゃかっこいいし、それを楽しそうに見てるすばるくんがかわいかったです。途中テンションが上がったのか上手側の花道まで行ってしまって、スタッフさんがすかさず出てきてマイクのケーブルを捌き始めました。9/21ではやってなかったし、多分予定になかったと思われます。目の前でプロの技を見ました。


ワレワレハニンゲンダ / 爆音

二歳のツアーから始まり、フェスやオンラインライブなどでずっと歌ってきた曲。すばるくんとお客さんの双方が肩の力を抜いて、ただただ音を楽しむ時間が流れていきます。イントロが流れた瞬間に「来た来たこの曲!待ってましたーー!!」という空気が感じられ、会場全体がひとつになって幸せな空間が出来上がってました。
11/5では何度も「大阪〜〜!行くぞ〜〜!!」と思いっきり叫んでいて、煽り方が私が初めて見たJUKEBOXのライブのすばるくんを彷彿とさせて、気がついたら目の前が霞んでました。


ないしょダンス

今回のセットリストの中で1番、私の語彙力を喪失させる曲です。毎回、ただただかっこよくて息が詰まりすぎて死んでしまいそうになってました。ああ〜〜すばるくんもバンドメンバーもめちゃくちゃかっこいい〜〜無理〜〜
9/21, 9/22の記憶はほぼありません。頭を振りまくっていたのでその時に吹っ飛んだと思われます。それよりは冷静だった11/5ではサマソニのときにやってた「これ以上刺すとこなくなった時に気づいてしまった」で首筋を指で刺して「誰のものでもない お前だけの人生だ」でその指を前に向けるやつをやってるのが遠くからでも見えました。はあ〜〜好き……(クソデカため息)
この曲の発売とひみつのなっちゃんの映画公開が楽しみでなりません。

7月5日

本編最後の曲。冒頭の手拍子の部分、意外と合わせるのが難しい。皆さん、休符の部分でリズムが前のめりになってしまって、テンポがずれていく傾向があるようで…(笑)
せっかくみんなでひとつになれる曲なのに、ノレなかったら残念すぎる!と思った私はめっちゃ集中して、休符のところに入ってるバスドラムの音をしっかり聴きながら思いっきり手拍子しました(笑)
アウトロでギターをかき鳴らしながらずっと客席を眺めているすばるくん。とても楽しそうに笑っていました。私の記憶の中では、独立してから1番の笑顔だったように思います。9/22ではそれが真近で見られて、本当に感無量でした。彼は、自分の心の中にあった何か大きな壁を乗り越えたんだな、と思いました。


風のうた

9/22では上手側に来てくれて、数秒間目の前で歌ってくれました。ここまで近いと逆に麻痺してしまって、手拍子しながらじっと見つめてしまった。ずっと見てきた姿がすぐそこにあって、実感はあまりなくて。しかし、本当に顔が整いすぎていた。MCで「41歳になりました」って言ってたけど嘘やろ。あの容姿であんなすごい歌歌えるとか反則です。
そのあと花道に行った瞬間を目の前で見てましたが、ステージの端っこまで機材置いてあったから本当に行く予定なかったんじゃないかなと。ちょっとしか通れる隙間がなかったからぴょんって飛び越えるみたいにあちらに行ってしまって、びっくりでした。しばらくマイクのコードがステージの前で浮いてて弛んでたから、このままコードに攻撃されるのかと思ったらすぐにスタッフさんが来てくれました(笑)
この曲、11/6でもみんなにお手振りする時間になっていました。遠くのお客さんにまで大きく手を振る姿が微笑ましくて。発売当初はまさかこれがファンサタイム?として使われるとは思ってなかったです。


たかぶる

前に手を掲げながら、最後の曲と思えないくらい力強い歌声。最後のサビのところで、楽器の音が無くなって(バスドラムだけ残ってたかも?)みんなの手拍子に包まれながら歌うんですが、楽器の音がなくても何も寂しくないというか、むしろ声の密度が増してるというか、どこまでも真っ直ぐに声が飛んでいました。最後の曲でこれは本当にすごい。歌の体力どうなってるんだろう、と思いました。


ツアーを振り返って

「音」を「楽」しむと書いて「音楽」。
それを体現しているライブでした。すばるくんもバンドメンバーもそしてお客さんも、ただただ音に触れるのが楽しくてたまらないといった様子で、いつまでもここに居たいとすら思いました。

そして、

自分が人生をかけてやりたいと思った事を、限界まで突き詰めて精魂込めてやっている人間は、なんて美しくて、見ていて気持ちが良いのだろう、と。

ライブ中に何度もそう思って胸がいっぱいになりました。

音楽に愛された才能溢れるアーティストはたくさんいると思いますが、すばるくんほど純粋に、シンプルに音楽を愛しているアーティストはそう多くないと思います。

忙しすぎてしんどくならない程度でいいので(過保護オタク)これからもたくさん歌を聴かせて下さい、と心から願います。

改めてツアー完走おめでとうございました。すばるくんの生身の歌がより多くの人の耳に届きますように。
スカパー!のライブやbabu会vol.2など今後を楽しみにしながら、私は私の日常をがんばろうと思います。

長文にお付き合いいただきありがとうございます。
ではまたー。

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