男は誰でも

男は誰でも
ひとつの夢を持って
追いかける時に
時間は止まる
流れるままに
流されるままに
こわいものを知らず
ただ走ってゆく

ああ 空が青かった
空気が 風が
すがすがしかったあの頃

女は誰でも
さみしさを持って
誰かにすがりつきたくなる
秋のひととき
時間だけが過ぎ
友達の中でも
孤独を見つけ
たださみしがる

ああ 何も知らなかった
幼い 昔は
無邪気にはしゃいでいた

夢がひとつ またひとつ
消えてゆく
立ち止まってみても
何もついてこない

そして 走るのをやめた時
青春は終わった

~再び時が静かに流れはじめた~

'84,1,27 10:15

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