情けないぜ

 そんなに優しくするなよ
 俺今まいってるんだからさ
 安物のなぐさめ言葉にも
 反応しちまう
 情けないぜ


やばいなと感じてた
自分が自分でなくなっちまうって
世の中の理に自分を合わせすぎていたんだ
やりたいことをやりたいと言うことが
なんでそんなに悪いんだろう
人と違うことを恐れてた
それでも違うことを求めて
矛盾だらけの自分に
独りで腹を立てていた

今日の出来事は
あしたの俺にとって
何の意味を持つのだろう!

 思わず抱き寄せるおまえの
 髪がほのかに匂っていた
 これもごまかしかもしれないけれど

 汚れたジーンズの裾には
 落ちない泥汚れが付いている
 いつかきっとを胸に抱いて
 悔しさこらえる
 情けないぜ


この道はこれでいいのか
このまま進むことをためらって
周りを見回してしまう弱い自分が見えてきた
こんな俺のどこがいいと言うんだ
おまえは俺に微笑んで
「今日も一日ご苦労様」って
まるで女房きどりが
今日はなんだか心地いい

世の中のせいなんて
逃げはしたくない
もっと強くならなければ!

 ずっと待っていたんだね
 寒さで肩が震えてる
 華奢な姿は俺の心を映す

 「あなたの信じた道でいい」
 本音だと目が応えてる
 いつかきっとを胸に抱いて
 涙こらえる
 情けないぜ

金と名誉が欲しかった
酒と女におぼれてた
Oh! Stop! My heart ギリギリしてる

 自分を信じていよう
 努力がまだ足りないかも
 周りみたいにやすい妥協はできない

 「おまえも一緒に来て欲しい」
 耳元でおまえにささやく
 明日こそはと拳握って
 歯を食いしばる!
 ヤッてやるぜ

1998,12,02(水) 01:06

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