山梨県の高卒求人倍率が3.71倍!大卒を上回る

大卒の新規求人倍率は1.75ほどなので、山梨県においては高卒求人倍率は大卒の2倍以上となる。

理由としては、いくらか考えられる。

・山梨県は大学が少ない。そのため、高卒者を頼らざるを得ない。
・工場などでの作業は、プライドの高い大卒よりも使いやすい。
・工業高校などは即戦力スキルを身に付けている。

1番目はわかりやすいので説明しない。

2番目は、東大生が中小零細企業を受けた場合のことを考えてほしい。別に京大や一橋大、早慶でも構わない。「なんだ?冷やかしか?」「うちなんかで満足するわけがないだろう」と思われてしまうのだ。工場の現場作業はそのため、大学理工系よりも、工業高校卒業のほうが向いているのだ。

3番目は、工業高校の場合は、機械の使い方や土木など、即戦力スキルがある。これは、育成の手間が省けるのだ。

昨今の円安で、ホテルや飲食店などの観光業や、製造業(TSMC熊本や山梨県のルネサス)が復活している。これは、別に一流大学を卒業している必要はない。まあさすがに半導体は高卒よりも大卒理工系のが良いと思う。しかし、機械の組み立てライン工であれば高卒のほうが良いだろう。

東大などの超一流大学は別格なので、さすがに高度頭脳労働者としてふさわしい仕事がこれからもあると思うが、日東駒専以下、もしくは底辺国公立大学の場合は、高卒のほうが就職に有利な時代が来るかもしれない。

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