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経営者など、出世した(する)人にはサイコパスが多い?

私の書いているブログを読んでいただくとわかると思うが、企業というのは純粋無垢の綺麗な場所ではない。汚い理論で動くこともある。そのため、「お人好し」は出世できず、潰されることが多い。多少は、汚れをものともせず、仕事を完遂できなくてはならないのだ。それが、出世する(した)人にはサイコパスが多い理由かもしれない。文章を引用する。

――会社のCEOは、サイコパス度が高い職業調査でトップに選ばれました。CEOのサイコパス度が高いのは、サイコパス度の高い人が出世したからでしょうか。あるいは、肩書がその人のサイコパス度を高めたからでしょうか。

実際はその両方の要素が影響していると思います。権力のある地位につくと、すべての人がそうなるわけではありませんが、相手の気持ちを理解する力が下がることを示唆する証拠があります。

私の研究では、いかなる専門職でも、成功するには2つの要素が必要であることがわかっています。一つはその仕事をするのに必要な「スキル」で、もう一つはそのスキルを最適に運用できるようにする、いくつかの「人格」です。

ビジネスを例に取りましょう。財政上の洞察力、企業経営能力、あるいはMBAなどの「スキル」を持っていたとしても、それだけでは不十分です。「スキル」を実際に運用するための「人格」として、「必要なときにリスクを取る能力」や、「緊急時、重要な問題に集中する能力」「失敗のあと回復するメンタル面の強さ」が必要です。またときには従業員を解雇することも厭わないような「冷酷な性格」も必要です。これらの人格のうち、どれかが欠けていれば、CEOになれる可能性は低くなります。

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要するに、「同じ釜の飯を食ってきた仲間を解雇できない」という優しい人は経営者に向いていないのだ。賛否両論あるとは思うが、カルロス・ゴーンのような、冷酷な人物のほうが経営者としては有能なのだろう。ただし、カルロス・ゴーンのリストラで日産は利益を取り戻したが、社内から「心理的安全性」は消えた。「次は俺かもしれない」と怯えながら、実績をあげられるわけがない。カルロス・ゴーンがやったことは、恐怖による社員コントロールである。日産は、トヨタのライバルはおろか、ホンダにも規模で負けるレベルに落ちてしまった。山一証券が経営破綻したとき、社長が「社員は悪くない」と言って泣いていたが、あの男は経営者として適性を欠いていたのかもしれない。だが、一人の人間としては、彼のほうがカルロス・ゴーンよりも魅力的だと思う。社員のために泣けるなんて、優しいじゃないか。

――CEOがサイコパス的であることは諸刃の剣であると思います。それが、その企業に与える影響についてどのようにお考えですか。

サイコパス度が高い人は、もしある従業員の能力が必要な水準に達していないと考えたら、冷酷に解雇の判断を下すことができます。経営リスクを伴う決断を下したり、それが失敗した場合でも精神的に回復する能力があるので、ビジネスの面はプラスになります。

しかし、その悪い面は、例えば自分が権力を持っているという理由だけで人を解雇したり、十分に計算せずにリスクを取ったりすることがあることです。それらは単なる「無謀な行動」です。失敗の後、精神的に回復する能力があっても、その失敗から学ぶことをしなければ、それはビジネスにはマイナスになります。サイコパス度が高いということは諸刃の剣で、その性格が間違って使われると、会社の状況が悪化します。

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マキャベリが理想とした君主に近いのが、サイコパス的な経営者なのかもしれない。血も涙もない、利益のためならばリスクも冒すし人も切る。ただ、リスク選好度が高い人物は、ここで引用されている通り、失敗することもある。カルロス・ゴーンは、金に目がくらんで会社の金を横領した。彼は間違いなくサイコパスだろう。

――自分の上司がサイコパス的であり、その悪い面が出ていたら、どのような態度で接する必要がありますか。また、どのようにすれば上司から評価され、仕事がスムーズに進むようになるでしょうか。

まず最初にやるべきことは、その上司がサイコパス的であることをはっきりと認識することです。彼らはあなたが間違っていなくても、あなたに罪悪感を覚えさせるのがうまい人です。

次にすべきことは、その上司があなたの同僚をどのように扱っているかを見て、自分に対する扱いと比較することです。自分が同僚よりも悪く扱われていることがわかった場合は、自分が弱い人間であると見られないようにすることが大事です。サイコパス的な上司は、部下の弱さに付け込み、いじめるからです。自己主張をはっきりすることも大事です。

あなたは弱い人間ではないということがわかると、その上司はあなたをいじめるのをあきらめて、別の人に移ります。

もしその上司がCEOのような、人を解雇する権力を持っている場合、残念なことですが、勝ち目はありません。まさに頭の上に「斧」が降りてきます。

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サイコパス的な上司、管理職は、心理操作に長けている。そのような人物が上司だったことがある。その場合は、「できる限り早く逃げる、転職する」が正解だと思う。彼らは、罪悪感や恐怖を植え付けて部下を心理操作する。それをやられると、部下の心は破壊されていく。部下を導くうえでは、もっと、部下の内発的な動機を促したり、心理的安全性を担保するべきだろう。ところが、サイコパスはそんなことは考えないのだ。

・・・もし、転職ができない場合は、サイコパス上司の言動を全て記録することを推奨する。もし、ハラスメントに該当することがあれば、通報一択だろう。一流企業の場合は事なかれ主義なので、対応してくれるだろう。問題は、知名度の低い会社だ。マスコミが騒ぐほどの価値を見出さない程度の会社だと、適切に対応してくれないかもしれない。そんなこともあり、一流企業に勤務することは、身の安全の上でもメリットは大きい。

最後に、サイコパスがよく使う手段、「ガスライティング」の記事リンクを紹介する。奴らの卑劣な罠にかからないようにしよう。

https://jp.indeed.com/career-advice/career-development/what-is-gaslighting-at-work?aceid=&gad_source=1&gclid=Cj0KCQjwwuG1BhCnARIsAFWBUC3ghYyKYXgQRd7XbISbK34QtE1GEoCju843y7dhx1hurt3O2ejzepoaAhQzEALw_wcB&gclsrc=aw.ds

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