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-高楊枝のワルツを踊ろうか-

きっと色んなことがあるね。

人は嗤うし、人はみくびるし、人は蔑むし。

いいことばかりじゃない。

誰かを想うとか、慕うとか。

支えられるとか、支えてもらえるとか。

人を憂いても、人を敬えたらと思う。

そして、エレカシはとてもいいね。

「武士は食わねど高楊枝」

高楊枝をきつきつ爪弾いてやりたいね。

痩せ我慢、いいじゃない。

ここぞ、というとき、痩せ我慢できるのは、とてもいいと思います。

男たるもの、そう在れよ、と思います。

ほんとうは、涙が滲んでいるかもしれない。

悔しくて、歯軋りをしているかもしれない。

それでも、にこやかに微笑みを浮かべて。

高楊枝で、ひと笑い、沸かしてやろう。

そういう人に、わたしはなりたい。

雨にも負けようか、風にも負けようか。

夏にも冬の厳しさにも、笑おうか。

それでは、また風のさわやかな夜に。

◇ ◇ ◇

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