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宝石研磨体験と石留め体験をしてきましたin甲府

ごきげんよう、トーマス🐺です。
さて、大分時間が空いてしまったのですが、ようやっとまとまったのでnoteに書かせていただきました。
当日はまた楽しかった研磨体験と初体験となるシルバー枠への石留め体験を行ってきました。今回も研磨は貴石彫刻オオヨリ様、シルバー枠への石留め体験はまほろクラフト様で行わせていただきました!自分は作業に使う道具とか研磨機械が大好きなので、本当に楽しかったです!尚前回の研磨体験は→こちら

前回とちがったところはある?

研磨体験ですが、前回はマンツーマンで研磨のサポートをしていただきましたが、今回は1回の研磨体験時間に2名で行われていました。また、研磨の石は前回はアンダリュサイトでしたが、今回はペリドットでバフトップ研磨を行いました。

こちらが今回研磨したペリドット、色もテリも美しい!!

当日の研磨はどうだったか?

当日の研磨は前回と同様、『の』の字を書くように、1500番の研磨板に水を垂らしつつバフトップに研磨しました。ペリドットですが、研磨板に押し付けて研磨するのも2回目なので慣れたのもあるかもしれませんが、アンダリュサイトよりは研磨が素直に削れたように感じました。

このドップ棒に付けて、研磨開始!このガラスのドップ棒ですが、六角になっており
フロスト加工もされているので滑りづらく、握りやすくなっています。欲しい……
動画の研磨したペリドットがこちら、大分綺麗に研磨できるようになってきました!

お店のスタッフの方も複数いらっしゃったので、1回の研磨体験で2人同時で出来るのも納得しました。個人的にですが、機械のパーツを変える作業を見るのがとても好きなので、どうやって変えたりしているのかをつい見てしまいます。レンチを使って板を変えており、機械道具を扱っている感じがしてとても良いです。

前回取れてなかった研磨板の交換画面です。最終研磨のフエルト板に塗っているのは、ベビーオイルに研磨用のダイヤモンドパウダーを混ぜたものを塗っています。このダイヤモンドパウダーの細かい粒子がつるりとしたバフトップに仕上げてくれます。

今回もプルプルのバフトップの完成です!!やはり宝石は太陽光が一番美しく見えます!

最後はケースに仕上げたルースをケースに入れていただき、これをもって次の石留目のための場所へ。場所は会場から横断歩道を渡って斜めに行った山梨文化会館1966の2階にあるまほろクラフト様にて石留め体験を行うことに。同じエリアには貴石彫刻オオヨリ様の直営店のTO LABO様のポップアップストアもありました。まるで氷山から切り出したような涼し気な水晶が使われたアクセサリーをたくさん置かれており、こちらもとても眼福でした。

石留め体験ってどんなことをするのか?

今回はペンダントトップに石留め体験を行いました。ペンダントトップは縁がミルうちという細かいプチプチとしたかわいらしい縁取りがされているもの。そのミルのうち4か所が爪止め用に長く作られており、その部分をミルタガネで内側に丸めて石が外れないようにする作業を行いました。

簡単にですが、ペンダントトップの図解を。長く伸びてる部分にミルタガネを
当ててそっと内側へ折り込むように曲げるようにタガネを打ちました。
憧れの彫金用デスク、とても頑丈で大きいです。手前に出てきている台部分が、
丁度普通の机の天板くらいの高さにあります。一番上の天板に落ちないように
作業で使う道具を置いておきます。手前にある丸い金属の物体は、ベアリング付き彫金台。
ここに石留めを行うペンダントトップを挟みます。
こちらが留め作業に使うミルタガネを打つオタフク槌。とても小さいですが、
しっかり留めることが出来ます。
オタフク槌以外に使う道具がこちら。丸い握る部分がついてるものがミルタガネ、奥側にある
薄平たい工具が留まっている爪を外すための爪起こしです。
ベアリング彫刻台はクルクルと回りやすいので、まずは台を手で押さえながら、
タガネ部分に手で握れるパーツをつけて爪の仮留めを行います。仮止めを行った後、
上のオタフク槌を使ってしっかりと石が動かないように爪を止めます。

動画は石留め作業を一度、しっかり止まっているかを確認しているところになります。均等に爪が入っておらず、一度折った爪を再度立て直していただいてます。その後、先生に3か所の爪を折っていただき、最後の1本は自分で折って完成となりました。

石留めの際に気を付けることはある?

先ずは小さいオタフク槌ですが、これを金属で硬いからと言って思い切り打ち込んでしまうと、石が割れる可能性があります。また、ペンダントトップの枠自体はシルバーなので、仮止めで力いっぱい折り曲げてしまうと、均等に石が留まらず、石が外れてしまう場合があるので、仮止めの際もゆっくりと力を入れていくと良いなと思いました。力を入れて打ち込むのではなく、槌の重さでタガネを打つという方が綺麗に留まると思います。

体験をしてどうだった?

枠止めだけでしたが、一通りアクセサリーを作るという作業をしてみて力を入れなくては行えない部分と真逆に力を入れてはいけないという部分があり、なんとまあ難しいこと。これを日常的にやらなくてはいけないのだから、工作キットを使ったものとは全く違った楽しさがありました。言うは易く行うは難し。難しい作業ほど、やってみた際に楽しさを見いだせる部分も多いので、そういうのが好きな人はとことんハマる楽しさがあると思いました。ワックス鋳造したシルバーのペンダントトップを作った事もありますが、こうやって石留めまでやったことがなかったので、今回作ったペンダントは思い入れもひとしおです。誰かのプレゼントとして作っても良さそうだなと思いました。滅多にない機会なので、一度体験をしてみてはどうでしょうか?

枠のミルうちと合わせて裏面もしっかり枠がついているので、ペリドットが取り込んだ光を
裏のシルバーが反射して実際に見るともっとキラキラしていてメッチャ綺麗です!オススメ!


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