新しい土地へ

これまでの多くの時間を関西で過ごしてきた。

保育園から大学まではずっと兵庫県。

就職し、研修で半年間富山県と熊本県に住んだが、

半年後には奇跡の帰還をし、奈良に住んだ。

居心地は抜群で、仲の良い友人も多くいる。家族もいざとなれば帰れる距離にいる。

関西弁は居心地が良く、標準語にはまだ少し抵抗がある。

正直、離れなければいけない理由はひとつもない。

しかし、今転職を決断し、私がマイナビ転職で職を検索する際、

真っ先に入れる条件が「勤務地:首都圏」なのである。

面接で何度か聞かれた。

「なぜ、東京に来ようと思ったの?」

私は決まってこう答えていた。

心機一転。これしかありません。」

これが最もしっくりくる答えだった。

いつ私は東京に行きたいと思ったのか

これまで東京には観光や本社研修、友人に会いになど数度来ていた。

しかし、決まって思うのは「人が多い、冷たい」「関西弁ってすごいんだなぁ」

などネガティブなことばかりであった。

初めてプラスに感じたのは5月のことである。

東京の武道館にあるアーティストのライブを観に行った。

2泊し、最終日には青空の下、東京駅付近を歩いた。

もちろんライブも楽しかったが、暇だから歩いた散歩が良かった。

東京駅の近くに皇居、霞ヶ関があるのを知らなかった。

国の中枢がこんなとこにあったのかと思った。日比谷や有楽町も近くにあり、

看板によれば、すぐそこには銀座があるらしい。

渋谷や新宿にも東京滞在の空き時間に行っていた。

「でかい。」

こんなでかい街が点在しており、電車ですぐの距離にある。

考えたこともなかった。

15歳とか18歳とかのときみんな思うのかもしれないが、

東京って、夢つまってそうだなぁ、キラキラする。

これがその東京旅行の感想だ。

初めてのプラスの感情だった。

人生に迷い、考えていた自分にとって、この感情は大きかった。

「行ってみよう」

そう思った。単純だな。10代で感じろよ、遅いぞ とも思った笑笑

その後、数度の東京訪問(友人による東京案内や面接)を経て、

ついに1月から、住民票を東京都杉並区に移すこととなった。

これまでの関西での私を生かして、

さぁ、心機一転。大きく羽ばたくのだ!!!

夢と希望を持って!!!




徒然なるままに、つらつらと、あったこと、感じたこと、考えたことを言語化する練習