笑いながら、震える。

最近は楽しいことが多い。

将来が楽しみだ。

もちろん、その分自分にかかるプレッシャーは大きいが。

それを感じたくないがためなのか、好きなことばかりしているし、考えている。

楽しかったことの中で一番はなんだろう。

友人と飲み歩いたこと、美味しいものを食べながら昔話や近況報告をすること、

一人で好きなゲームをすること、サッカーを見ること。たくさんあった。

中でも一つ選べと言われたら「さよならたりないふたり」のライブビューイングを観に行ったことだろう。

前々日に当日が暇だったことから、衝動的に予約した。

正直、たりないふたりのことは知らなかった。

今年の2月にオードリーのオールナイトニッポンに出会い、恋をした。こんなに面白いものを10年間知らなかったのかと思った。だから若林さんには興味があった。

しかし、山里さんにはそこまでの興味がなかった。「天才はあきらめた」も友人の勧めで読んでいた。天才だと知った。結婚の時も驚いたが、そこまでだった。嫌いなわけではなく、好きになるタイミングがなかっただけだ。

そんな二人のユニットは、今回のライブの開催が発表で知った。

だが、前述の通り、予約は前々日で、衝動的だった。

興味が出なかった。

私は元々、オリジナルが好きだ。音楽もカバーは好きではない。

たとえ、福山雅治のカバーアルバムを聴いても、リピートはしないだろう。

思いのこもったオリジナルを超える事はできないと考えるからだ。

漫才も同じだ。それぞれコンビがある中で、ユニット組んでも面白さの天井は見えている。それも、即興だというじゃないか。

幻滅したくない。そういう思いもあった。

だが、暇だから行ってみた。Creepy Nutsがたりないふたりの特別Verがかかるというのも原動力となった。

前日にHuluでたりないふたりを5話ほど見た。面白かった。

当日、観た。凄かった。

語彙力が無くなった。

笑いながら、震えた。

ここまでの笑いの天才がいるのか。

オードリー 若林さん

南キャン 山里さん

若林さんの暴挙により、本当に即興でスタートした2時間。

若林さんは常に山里さんの予想の上をいくボケを繰り出し続ける。

それに間髪入れず、最高の例えツッコミで返す。

思わず、観客と一緒に若林さんまで笑う。こんなことが続いた。

その上、若林さんはオチを探し、山里さんは真っ暗な中勇敢に進んでいた。

結果、若林さんは最高のオチに辿り着き、山里さんは光を見つけ、笑みをこぼしながら、最後のツッコミを言い放った。

なんだあれは。

人間の出来ることなのか。

山里さんももちろんすごいが、若林さんのあれはなんだ。

あの人は今の職業は男性アナでも出来るMCだというが、

鎖を解き放てば、お笑いの化物だ。

ツッコミとボケのクオリティが凄く、ネタが創れ、本も書け、春日を創れ、山ちゃんの言いたい事を吐き出させることができる。もちろん大喜利やMCも抜群だ。

私の天才ランク 1位に躍り出そうな勢いだ。

結婚もしたし(笑)その脚本も完璧だった。 (本当におめでとうございます。)

自分もあんな人になりたい。

そう思った。なれるのか。わからない。

どの分野で人を震えさせるのか。

さあ、挑戦だ。



徒然なるままに、つらつらと、あったこと、感じたこと、考えたことを言語化する練習