日常が戻ってきた、そして・・・優勝

ついに日常が戻ってきた

2月くらいから急にコロナウイルスが流行してきた。

だが、その時はこんなに広がると思ってないし、ましてや、サッカーや様々なことが軒並みが中断するとも思っていなかった。

私の今年は、というかここ数シーズンは常にウキウキだった。なぜなら週末、リヴァプールFCが勝つからだ。

3年ほど前までのリヴァプールFCはジェットコースターのようだった。

クロップになって、暗黒期から完全に脱し、光が見えたものの成績が安定せず、劇的に勝つこともあれば、負けることもたびたびあり、直結している月曜日の私のメンタルコンディションも安定していなかった。

しかし、去年くらいから負けなくなり、応援してきて12、3年のなかで最高のメンタルコンディションの月曜日を過ごせるようになってきた。

そして、今年ついに優勝が見えてきた。もうそこにトロフィーが見えるところまで来ていた。(優勝経験の少ない私は1月くらいまでどれだけ順位表で圧倒してきていても、「優勝」という言葉を怖くて口にできなかった。しかし、2月くらいになり、もうどれだけ目を閉じてもトロフィーが目の前にあるのがわかるような感覚になって、「優勝」という言葉を少しずつ出すようになっていた)

もう優勝だ、最速優勝だというところで、強敵が思わぬところから出てきた。それはデ・ブライネやアグエロのマンシティより強かった。

そう、コロナウイルスだ。

手の届くところにトロフィーがあるというところで、まさかにプレミアリーグ中断。このままリーグ中止、打ち切りという話すら出てきて、気が気じゃなかった。

そんな気持ちの中でも良い事はあった。

3月の中断以降の私は、PLが中止にならないよう願いつつ、ウイルスの恐怖に怯えつつも、日中は仕事をし、夜はしっかり寝ることができ、ある意味健康的な生活を送れていた。

リヴァプールが人生の6割ほどを占めていた私は、そのすっぽり空いた心のスペースに新しい興味をどんどん入れていた。

これまで以上にラジオを聴き、音楽の幅も大きく広がった。何度見てもBack to the future1、2、3はやはり最高傑作だ。ざっくりハイタッチのメンバーのYou Tubeが始まった時は興奮した。それに普段ほとんど見ないアニメも見た(「映像研には手を出すな」は好奇心をほじくるには最高のアニメ、漫画だった)

転職を機に、1月末に関西から東京へ引っ越してきたが、仕事も楽しいし、友人もでき、外に出れないのに楽しんでいる自分がいる(外に出れるようになった時、これ以上に楽しいと思うと怖い)、家で週末バラエティを見ながら飲むビールの美味しさも知ってしまった。

私はリヴァプールの試合の無い期間も存分に楽しんでいた。

そうこうしていること内に、つい先日、コロナの第一波が落ち着き、リーグが再開されることになり、一安心した。そしてドキドキのマージーサイドダービーが行われた。

前日から、音楽は「You'll Never Walk Alone」と「Allez Allez Allez」をループで聞いていた。深夜キックオフの為に早く寝ようとベッドに入るもドキドキしすぎてほとんど寝れなかった。

結局0−0のスコアレスに終わった試合だったが、私の中では久々の試合に大きな興奮を感じ、眠い目擦りながら会社へ行く足取りはとても軽かった。

私の日常が戻ってきたのだ。

そして今週、【vsクリスタルパレス】に完勝。

次の日のビッグマッチ【チェルシーvsマンシティ】マンシティが引き分け以下でリヴァプールの優勝が決まる状況で、私は起きて見ることにした。結果は2−1チェルシーの勝利。

この瞬間、リヴァプールの30年ぶりのリーグ優勝が決まった。

その場に選手は居なかったが、とても嬉しかった。

その日、一日中嬉しかった。今も嬉しい。よく言い表す言葉が見当たらない。

去年のCL優勝の爆発的嬉しさというよりは、感慨深い嬉しさだ。

プレミアリーグ他19チームにも勝ち、コロナにも勝ったのだ。

ついに優勝。

そしてこれからまだリーグ戦は続く。史上最速優勝だったこともあり、今シーズンはあと7試合もある。

マンシティやチェルシーといったビッグマッチも残っているし、南野のフィット具合も気になる。エリオットやネコ、カーティス等若手の起用も見たいし、ララーナのレッズでの勇姿を目に焼き付けなければいけない。見所しかない。

さあ、日常が戻ってきた。

中断期間中に色々新しい興味も出たが、私の人生の割合はリヴァプール6割 他4割。これはこれからも変わらないだろう。

有意義な中断期間を経て、アップデートされたリヴァプールと私が楽しみで仕方がない。

リヴァプール優勝おめでとう!!!YNWA



徒然なるままに、つらつらと、あったこと、感じたこと、考えたことを言語化する練習