「結局変わらないのか」と思いたくない

 7月7日、七夕の日に東京都知事選挙が実施され、都内に住む私は選挙に行ってきました。
 留学の経験を通したりして、もっと政治に関して興味をもつべきだと気づかされ、帰国後初めての選挙でした。今回は主要な候補者の公約などを見て比較しながら選びました。結果は変わらず現職のまま。今まで現職は12勝0敗であることや、組織票などの影響もあると思いますが、公開討論会などを見てもはっきりとした意見を言わず、うまくいっているように見せて実際うまく言えていないように感じたことや、前回の公約で成し遂げられていないことも多いのでもやもやした気持ちになりました。
 いやーーー組織票ってなんやねーん。まだまだ政治のことに関する知識も足りないし、人生経験も少ない大学生がこうつぶやいたところで、とは思います。でもそれでも言いたくなります。組織票があれば、現職はほとんど何もしなくても選ばれると思うし、実際今回は演説などの数が少なく、実施する場所も保守的な層が多そうな地域が多いと感じました。うらやましいです。
 あと単純に疑問に思ったのですが、有権者の中で私のような大学生や若い世代の人口は相対的に少ないと思いますが、それに対して何か出来ることってあるのでしょうか。人口ピラミッドだけ見たら、若い人が100%投票に行っても、年配の層に到底及ばなくて、、。若い方の望むものと年配の方が望むものが同じだったらいいですが、実際はそれぞれ大事にすることは違っていて、でもこの状態ならどれだけ若い人が投票に行っても変わらないのではないかと思いました。だから、タイトルにも「結局変わらないじゃん」という私の弱音を書きました。モチベーションが維持しづらいです。いくら1票が政治を変えうるという可能性を秘めていても、それがあまりにも感じられなくて、頭の片隅でたかが1票と考えてしまいます。どんどん生きづらくなっていってるのに、それをただ黙って見てるしかないなんてあまりにも悔しすぎるのに。今回は候補者も多い分、自分の意見により近い人も見つかって、この人に動かしてほしいなと思う人が出来たのに、変わらなかったという事実がただただ残念です。候補者が多く、票が分散してしまったこともあると思います。その他色々理由はあると思いますが、手元に残るのは変わらなかったという事実だけ。虚無感。
 ですが、もう事実は変わらないので、少しでもよりよくしてくれることを願うばかりです。外苑前のいちょう並木の景観は守られるのか。絶対他に有効に使うことがあったはずなのにプロジェクションマッピングに消えていってしまった数億円もの費用。もやもやしていることを納得させてほしい。良い方に変わっていってほしい。それだけです。
 私は今回の都知事選を通して、自らで情報収集をすることで、東京の現状を知ることが出来たのが大きな学びだと感じました。こういう機会がないとここまでちゃんと調べたりしないので。そういった意味で、自分の知見を広げることができ、かつ自分がどういうことを大事にしているのか、重きを置いているのかが明確になって良かったです。自分の1票が果たしてどれほどの役割があったかは分からないし、分かったところで結果は変わらないけど、でも今回にめげずに、次の機会もせっせと投票に向かいます。だって自分の暮らす場所が不便になることがいいはずがない。いつか変わることを信じてアクションを起こしていきます。

 気持ちのはきどころがなくて、まとまっていない文章のまま書いてしまいました。みなさんがどう感じているのか、多様な視点からの意見が聞きたいです。これはあくまで私の個人的な意見なので賛同してもらいたいとかは全くないです。


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