楽しかった狩りの話
こんばんは。
だいぶメンタルが安定してきました。
やはり毒は定期的に吐き出さないとダメなんだろうな、と思いつつ、暗い吐き出しが続いたので楽しかった記憶についても書き記しておこうと思う。
前回の記事で専門学校は楽しかった、とそう書いた。
楽しかったとずっと記憶していることはいくつかあるが、メンタルのリハビリがてらに最近MHXXのSwitch版を改めてプレイし始めたのでMHの思い出を話そう。
ちなみに既にもう十数年前の話なのだと気付いて、時の早さに戦慄している。
気がついたらあっという間にBBAだ。
さて、オタク歴が長いので様々なものに手を出してきた私だが、その中でも歴が長いのがMHシリーズだ。
2ndGからプレイしている。
最初に手を出した頃は周りにやっている人がほぼいなくて、ただでさえ上手くないのに、マルチプレイがクソほど下手なガチソロハンターだったのだが、ガチソロハンターは専門学校にて卒業することになった。
改めてありがとう、友人たち。
あともし今もやっていればぜひまた一狩りに行こう。
身内ネタではあるが、エピソードが多くあるのでパッと思い出した順で書いていきたいと思う。
▼24時間耐久狩猟
専門学校時代は一人暮らしだったので、私の家をリアル集会所とし、朝10時〜翌朝10時まで狩猟、みたいなことをガチでやっていた。
これだけ聞くと地獄の苦しみみたいに聞こえるんだが、これがまぁ、馬鹿みたいに楽しかった。
いつもの狩りメンバーは私と友人二人の三人パーティだ。
その中で、「お決まりのネタ」みたいなのがいくつかあって、常に大笑いしながらプレイしていた。
空腹になると休憩がてらコンビニに足を伸ばしたりして不健康にスナック菓子やらを貪ったりしたが、やたらと美味しかった記憶しかない。
ちなみに終了間際になると半分寝ながらプレイしているので急に操作キャラクターがモンスターの目の前で動きを止めたりして、それはもうカオスだった。
今思うと本当に学生時代という時間が有り余っているやつの特権だ。
若いってすごいなと思う。
ちなみに今やったら多分、二日くらい何もしないで休む日も必要だと思う。
▼「足首を…挫きましたァーーーーッ!」
つい先日ロアルドロスのソロ狩りをしていて思い出したので書いておく。
プレイしたことがある方は知っていると思うが、「ロアルドロス」というモンスターの攻撃モーションに、ちょっと溜めて横腹から体当たりしてくるというものがある。
友人の一人が、ある時ロアルドロスの溜めモーション中に「足首を…」と口を開き、突っ込んでくると同時に「挫きましたァーーーーッ!」などと言い始めた。
狩り中の我々は妙に笑いの沸点が低かったというのもあったが、絶妙なタイミング且つ妙にそのモーションとマッチしているものだから大笑いした。
それからというもの、ロアルドロスがそのモーションをする度に合言葉のように足首を挫いた旨が都度報告された。
もうあのモーションはロアルドロスが足首を挫いているようにしか見えない。
思い返すと訳が分からないのだが、妙に記憶に残っているのは、やっぱり楽しかったからなんだろう。
▼フルバースト事件
私はマイ武器としてずっとガンランスを担いでいる。
MHを知らない方は「銃の撃てる槍」と思って頂ければ問題無い。
このガンランス、なかなか癖の強い武器だが、しかしその歩く要塞的なカッコ良さに巷では「浪漫武器」などと言われている。
私はこの武器が大好きである。
ガンランスの攻撃モーションに「フルバースト」というものがある。
槍としてのガンランスを叩きつけた後に装填された銃弾を全て一気に撃ち込む、という必殺技だ。
とにかく滅茶苦茶カッコイイ。
ここまで「ガンランス」という武器について軽くご理解頂いた上で、もうひとつの武器について説明しておく必要がある。
その武器とは「スラッシュアックス」だ。
元々ガンランス以外は殆ど触らない上にスラッシュアックスは殆ど触ったことがないのであまり深くは語れないので端折らせて頂くが、この武器には「属性解放突き」という必殺技がある。
ビンに溜めた属性攻撃を一気に叩き込むというものだ。
こちらもカッコイイ攻撃モーションである。
ただ、この事件が無ければ、純粋にそう思っていられた。
専門時代はよく遊ぶ狩り仲間の友人以外でクラスメイトでもMHで遊んでいる人が何人かいた。
よく学校の教室でも遊んでいたので、機会があれば普段一緒に遊ばない人ともマルチプレイをすることがあった。
ある日私を含めた狩り仲間と、その普段は一緒に遊ばないクラスメイトでマルチプレイをすることになった。
コイツが「スラッシュアックス」を担いでおり、私はいつも通り「ガンランス」だった。
狩りの序盤はまぁ、普通にプレイしていたと思う。確か。
ただ中盤くらいのことだ。
そいつが「スラッシュアックス」で「属性解放突き」を発動させながら、あろうことか「フルバースト!」などと口にした。
大事なことなのでもう一度言うが、私はガンランスが大好きだ。
しかし私はイラッとしたものの、何とか怒りを飲み込んだ。
「属性開放突き」は途中でキャンセルしてフィニッシュへと繋げた上で回避が行える。
が、ソイツは本当に馬鹿だったので、フルモーションまでやろうと欲張った。
結果、モンスターの攻撃を被弾した。
フルバースト発言から30秒すら経過していなかったと思う。
わー!ごめん!と全然悪く思って無さそうな声でソイツが言った瞬間、私は我慢出来ずにかなり平坦な声でこう言った。
「絶対に許さない」
隣にいた友人が私が怒りを向ける先を瞬時に理解して吹き出した。
目の前のソイツは被弾に対するイジりだと思っているのか、ヘラヘラして、ゴメンって〜、などと言っている。
私は再度、平坦な声で「絶対に許さない」と言った。
何せフルバースト発言から欲張った挙句にHPが虫の息となり、ソイツ以外のいつもの狩りメンバーでソイツを助ける為に「生命の粉塵」というパーティメンバー回復アイテムを使う羽目になったのだ。
しかし当の言われた本人はそう言われた理由をちゃんと理解してないのが、なんというか最早コントである。
元々問題のソイツがちょっと香ばしい感じのヤツだったというのも拍車をかけていたというのもあるが。
しかし時間が経てばそれも割かし楽しかったように思えるので不思議なものだ。
それでもまあ、「フルバースト」は浪漫武器を担いでいる者の特権なので、「絶対に許さない」と今でも思っている。